ただ、下落の中身を見ると、ボーイング株とジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)株の2社でダウ平均を-220ドル押し下げており、この2社を除けば-35ドル安と小幅な下げにとどまり、S&P500の下落率もダウの半分以下に収まっており、全体としては週末調整の範囲内とも見える。
しかし、この下げには注意が必要である。
ダウ平均は日経平均と同じく、指数自体が一銘柄として取引されており、ボーイングやJ&Jといった個々の銘柄の問題にとどまらず、直近のダウ指数ロングは含み損となった。
昨日の記事に追記したとおり、ダウの9日RSIが過熱圏に入りつつあり、2社の悪材料は調整のきっかけとしてタイミング良く出されたように見える。
ダウの日足チャートでは、価格は短期上昇トレンドの中にいるが、チャネルライン上限を何度か突きながら上抜けることが出来ず、大きめの陰線を引いており、目先の天井感を感じる。
また、昨日の終値は僅かに25日線を割り込んでおり、次の節目は75日線とチャネルライン下限が重なる26,654ドルが想定される。
この水準で下げ止まることが出来れば、直近の短期トレンドに復帰することができるが、MACDに陰転の兆しが発生している。
月曜または火曜に昨夜の終値を割り込んで引けた場合は、MACDの陰転が明確になる可能性があり、ごく自然に考えてMACDは安値を結んだサポートラインまで低下する可能性がある。
まだ下と決まったわけではないが、上昇の長さからも日柄的な押し目として適切な時期と思われる。
仮に短期調整入りした場合の下値目処は、目視レベルであるが26,400ドルあたりが第一の落としどころと見ている。
なお、日経先物についてはダウの大幅下落にもかかわらず週末の終値を保っており、難しい判断を迫られる展開になりそうである。(日経平均予想については整理中で、明日のアップを予定している)