※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。
また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。
週末のダウ平均の大幅安を受けて始まった本日・4/15の日経平均のザラバ安値は寄り付き後の38,820円。その後は1ドル154円に迫る円安から買いが優勢となり終値は-290円安・39,232円。
終値ベースでは筆者想定よりも200円ほど高い結果となっており、週間予想レンジについても200円程度底上げされたと見ている。
さて、本日公表のあった先週末・4/12時点の「取引参加者別建玉残高」を元に集計した先週・4月第2週(4/8~4/12)の週間手口は下表のとおりとなっている。
※ここより追記 4/16・18:08
週末のダウ平均の大幅安を受けて始まった本日・4/15の日経平均のザラバ安値は寄り付き後の38,820円。その後は1ドル154円に迫る円安から買いが優勢となり終値は-290円安・39,232円。
終値ベースでは筆者想定よりも200円ほど高い結果となっており、週間予想レンジについても200円程度底上げされたと見ている。
さて、本日公表のあった先週末・4/12時点の「取引参加者別建玉残高」を元に集計した先週・4月第2週(4/8~4/12)の週間手口は下表のとおりとなっている。
買い方上位については、引き続きバークレイズが利益確定売りを進めている一方、買い方筆頭のモルガンMUFJが5,000枚とまずまずの買い乗せを発動している。
一方、売り方上位についてはゴールドマン・みずほともに買い戻し優勢となっており、需給的には買い方が苦しい状況となっている。
なお、買い転換となった野村は-11,886枚の大口売り越しにより建玉をニュートラルに戻しており、今週の手口が注目される。
その他・海外勢については売り優勢となっているものの取引量は多くはない。
その他・国内勢については、SMBCが-25,833枚の弩弓の売り越しとなっており、建玉を一気に減らしているほか、大和についても-4,867枚のまとまった売り越しにより建玉を売りに傾けている。
また、個人投資家比率が高いと見られるSBIが-3,030枚を売り越しており、フットワークの軽さを利益に結びつけている。
先物手口全般からは、売り方の利益確定の買い戻し&買い方の益出し売りの構図が続いており、やはり相場は下向きの力が働く時間帯に差し掛かっているとの印象が強まっている。
今週日曜にアップした「今週及び今後の日経平均予想(4/14)」にて、今週の日経平均予想レンジについて次のとおり記した。
>上値目処は39,000円の心理的節目カバーから39,000円~39,200円
>下値目処が3/12安値・38,271円でのサポートを意識し38,200円~38,500円
本日までのところ、高値が昨日の39,232円、安値が本日の38,326円、上値目処・下値目処ともに筆者予想どおりの展開となっている。
また、本日のザラバ安値・38,326円は、筆者予想「38,271円でのサポート」とピンポイントでの的中となっている。
本日の日経平均終値は-761円安・38,471円。
値ごろ的にはほど良い水準まで下げており、売り方のショートカバーや押し目買いが入りやすい水準(38,200円を割ると38,000円が視野に入る)にいると見ている。
ただ、日柄的には浅く、仮に反発に向かったとしても、戻った局面では買い方のリスク回避売りによって上値は抑えられるだろう。
なお、次の節目は37,800円付近と予想しており、ここまで下げてくれば1,000円幅での反発が見込まれるものの、大底はまだ先で、戻り高値は再度の反落起点になると予想している。
↓ ↓
※追記4/17(水)15:21
本日・4/17の後場の下げを見る限り強い売り圧力を感じる。
また、引け後の日経平均先物が37,800円を脅かす地点まで下げていることから、筆者がいったんの下げ止まり目処として挙げていた節目価格・37,800円は通過点になる可能性が生じている。(このあたりは今晩の米国市場の動向を確認する必要があるが・・・)
仮に、明日以降、37,800円処での下値堅さが表れない場合、日経平均は昨年10月安値から今年3月高値の上昇幅の38.2%押しとなる37,058円に向けて売り込まれると予想する。
なお、その後は5月中下旬に向けて戻りを試す展開となると見ている。
ただ、FRBの利下げ見通しが下方修正されるだろうことを考え合わせると、セルインメイ通過後には同50%押しの35,813円、または同61.8%押しの34,568円が視野に入ってくる可能性を考慮しておく必要があると見ている。
※追記 18:38
引け後急落した日経平均は、その後急速に切り返して現時刻は本日終値に対し+150円高・38,110円で推移しており、とりあえず危機は脱した感がある。
ただ、今後、米国指標の好調さが再確認されFRBのスタンスが変更された場合には、上述の下値目処が意識される局面が訪れる可能性があることに変わりはないと見ている。