2025-08-13

8月第1週の週間先物手口の集計結果及び今後の予想 (8/13)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        



昨日公表のあった先週末・8/8時点の「取引参加者別建玉残高」を元に筆者が集計した8月第1週(8/4~8)の週間先物手口は下表のとおりとなっている。

買い方上位のJPモルガン、モルガンMUFGともに日経平均買い・TOPIX売りとなっており、トータルでは比較的軽微な売りにとどまっている。
なお(下表)の買い方上位・メリルリンチは8,134枚の大口買いとなっている。
売り方上位のみずほは売り継続。
取引参加者別週間先物手口及び建玉残高
買い方上位
売り方上位
週間手口ABNクリアリン証券JPモルガン証券モルガンMUFG証券バークレイズ証券BNPパリバ証券
みずほ証券
8月4日日経225-3,8834,3293,115852-9581,195
TOPIX10-5,990-3,073-2,0251,855-3,390
8月8日-3,873-1,66142-1,173898-2,195
建玉残高
TOTAL-4,96635,02531,08713,910-11,488-20,327
日経225-3,6145,3572,2779,400-2,214-7,770
TOPIX-1,35229,66828,8104,510-9,274-12,557
日経225先物>
2025年09月限月5,951-1,3322,59812,322187-8,448
2025年12月限月-3,1304,613278354-3,391385
8/8
日経225mini>
2025年08月限月-63,05120,381-5,991-32,73413,9002,934
2025年09月限月-1,2963800-27-4,0000
TOPIX先物>
2025年09月限月-5,60029,81128,1604,203-9,924-12,557
2025年12月限月4,248-1436503076500

注目の売り筆頭のゴールドマンは2,172枚の買い戻しと腰の入った買い戻しにはなっていない。

売り筆頭
買い方上位
週間手口ゴールドマン証券ソシエテG証券メリルリンチ日本証券ドイツ証券
UBS証券
8月4日日経225-2,764-1,0732,400818138
TOPIX4,935-2,7945,7341,264-1,370
8月8日2,172-3,8678,1342,082-1,232
建玉残高
TOTAL-46,96913,46234,2706,46211,674
日経225-7,83510,7003,1772,1885,213
TOPIX-39,1342,76231,0934,2746,461
日経225先物>
2025年09月限月-4,3381,726-5,2691664,293
2025年12月限月-4,1552755,0012,000572
8/8
日経225mini>
2025年08月限月8,08085,18732,4512233,475
2025年09月限月-1,5001,8042,00010
TOPIX先物>
2025年09月限月-35,9833,38831,0934,2745,830
2025年12月限月-3,151-62600631

国内勢については、冒頭のみずほに並び売りが目立っており、引き続き海外勢の買い戻しvs国内勢の売りが継続していると見られる。

週間手口野村証券大和証券SMBC日興証券楽天証券
SBI証券
8月4日日経225384-718302-805-2,155
TOPIX-1,538-461-204-21-586
8月8日-1,154-1,17998-826-2,741
建玉残高
TOTAL-12,351-994-1,711-966-8,560
日経2259,4053,3728,216-816-5,439
TOPIX-21,756-4,366-9,927-150-3,121
日経225先物>
2025年09月限月9,2723,1957,803246-2,455
2025年12月限月778680-98-2531
8/8
日経225mini>
2025年08月限月-6,446-5,0335,112-10,310-30,246
2025年09月限月000-5895
TOPIX先物>
2025年09月限月-23,506-4,366-9,9270-3,121
2025年12月限月1,75000-1500

手口分析に記したとおり「海外勢の買い戻しvs国内勢の売り」が継続しており、この構図が逆転するまで日経平均り上昇は続くと見ている。

なお、目先的にはテクニカル調整が入りやすい頃合いとなっており、ここから一段の上昇後はいったんの調整が入りやすいと見ている。

ただ、今週日曜・8/10にアップした「今週及び今後の日経平均予想」に記したとおり、日経平均は43,000円~45,000円を目指す新展開に入っていると見ており、本日・8/13(水)の日経平均は556円高・43,274円と43,000円を早々に抜けてきたことから(45,000円は一投足の距離にあり)意外にもスルスルと続伸していく可能性もある。

足元でダウ平均は25日線・44,400ドル処に頭を押さえられていることから、足元の過熱感も相まって上抜けることは難しいと見ており、ここからは日米共に上値が重くなる展開をメインシナリオと想定している。

ただし、今晩以降、仮にダウ平均が25日線を上抜けてくると、月足ベースでは今年4月の押し目に対する倍返しのダウ・50,000ドルが見えてくることから、日経平均についても適度な調整を挟みながら50,000円を目指す展開の可能性の芽が生じてくると見ている。





                                        

                                     




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※追記8/15(金)18:21

上記・本文

>今晩以降、仮にダウ平均が25日線(44.400ドル処)を上抜けてくると、月足ベースでは今年4月の押し目に対する倍返しのダウ・50,000ドルが見えてくる

その後、ダウ平均は443ドル高・463ドル高と連騰し、25日線を明確に抜けており、本日の日経平均の史上最高値更新も頷ける。

次は昨年~本年のトリプルトップ・45,120ドル処が難関となる

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