2025-03-17

3月第2週の週間先物手口 集計結果及び今後の予想 (3/17)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        



本日公表のあった先週末・3/14時点の「取引参加者別建玉残高」を元に筆者が集計した3月第2週(3/10~14)の週間先物手口は下表のとおりとなっている。

長らく買い筆頭であったバークレイズは利益確定売りを進め、買い建玉5,974枚とニュートラルに移行した。

売り方筆頭のみずほは-12,793売り越しにより売建玉-54,077枚と売り乗せている。期末の益出しや持ち合い解消売りと思われる。


買い方上位のメリルリンチは利益確定売りも-8,782枚にとどまる。

なお、UBSは比較的大きな押し目買いとなっており、濃淡が分かれている。



その他国内勢は野村が小口買い、SBIが利益確定の買い戻しとなっている。



11日前の3/7(金)付けにてアップした「今後の日経平均予想」にて次のとおり記した。

>本日(3/7)の下落にて、価格的には売り一巡の感がある。また、本日発表の裁定残高(2日遅れ・株数ベース)は倍率7.53まで低下しており、昨日・本日で、さらに買い長は解消されたと思われる

実際、3/11の下落にて最低倍率は7.00まで低下した。
なお、3/11のザラバ安値・36,793円を以て日経平均は上昇に転じている。

また、短中期予想として次のとおり記した。

>世界の株価は短期的には戻りを試す方向に動きやすいと見ているが、鬼門は4月と見ており3月に戻した後、4月の二番底形成(36,000円)を懸念している

米主要3指数が二番底形成に向かうかどうかの予測は現時点では難しく、時間経過後の変化を見てみる必要がある。

ただ、価格や移動平均線からは良い押し目となっているものの、RSIが売られ過ぎ圏に達していないため、足元の短期上昇トレンドの終焉後、おそらく4月~5月の二番底形成を警戒したほうが良いだろう。

なお、短期的には戻り歩調に入っているが、期末売りや、新年度入り後も機関投資家は売りから入る可能性があり、38,000円からの上値は重いと見ている

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