※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。
また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。
昨日公表のあった先週末・7/18時点の「取引参加者別建玉残高」を元に筆者が集計した7月第3週(7/14~18)の週間先物手口は下表のとおりとなっている。
買い方の利益確定売りの中、売り方は売り買い交錯となっている。
ゴールドマンは引き続き売り筆頭。
国内勢は小口ながら売り優勢。
本日・7/23の日経平均は、朝方のニュース速報にて日米関税交渉が15%の関税率で合意したことが伝わったことから、不透明感の払拭を材料に買いを集め、日経平均終値は1,596円高・41,171円の大幅高となった。
関税交渉については8/1までの合意は困難と見ていたが、おそらく「15%」「5500億ドル(約80兆円)の米国投資」という日本側の大幅譲歩は、参議院選惨敗の結果を受けた石破首相の退陣への布石づくりと筆者は見ていたが、本日の麻生・菅・岸田との党本部での会談では進退問題は話題にならなかったとの報道があり、当面は石破首相の続投となるようだ。(少数与党では首班指名を勝ち抜けないとの判断か?)
いずれにせよ、参院選での惨敗選挙中のトランプ氏への石破首相の暴言は無為無策の負け犬の遠吠えだったというお粗末なオチとなった。
それはさておき、本日の日経平均が41,000円に乗せたということは、日経平均はかねて記しているとおり42,000円~43,000円を指向しているとの筆者予想に沿った展開となっている。ただ、足元でレンジ下限の42,000円に近づいており一気に高値を取りに行く可能性は小さいと見ている。
日経平均騰落レシオが本日120%台に乗せてきていることに加え、来週中旬から本格化する3月期企業の決算発表では、輸出企業は15%関税となったことで最悪の事態は避けられたもののどの程度関税分を価格転嫁できるかは不透明であり、通期業績予想の上方修正までは踏み込めないだろう。
したがって、目先的には日経平均は41,600円~41,800円程度までの上値余地を残していると見ているが(本日のザラバ高値が目先の高値ということもあり得る)、その後は直近の値上がり分の利益確定売りに向かいやすいと思われ、夏場に40,200円~40,800円付近までの押しがあった後の再発進を予想している。
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※追記7/24(木)18:22
※追記7/24(木)18:22
>目先的には日経平均は41,600円~41,800円程度までの上値余地を残している…
本日・7/24の日経平均は一時42,065円まで上ブレたが終値は41,826円と売りに押されて引けた。この価格帯は日経平均PER16.55倍と収まりが良い価格帯となっている。
米主要3指数の日足ストキャは多少の上値余地を残しているため再度上ブレの可能性もあるが、とりあえず居心地の良い価格帯であると見ている。
なお、近く訪れる調整が日足ベースであれば最浮上となるが、週足または月足ベースの調整となれば(どちらも買われ過ぎ圏にある)、秋~冬に向けて日経平均は38,000円~39,000円に逆戻りする危惧も孕んでいる。
米主要3指数の日足ストキャは多少の上値余地を残しているため再度上ブレの可能性もあるが、とりあえず居心地の良い価格帯であると見ている。
なお、近く訪れる調整が日足ベースであれば最浮上となるが、週足または月足ベースの調整となれば(どちらも買われ過ぎ圏にある)、秋~冬に向けて日経平均は38,000円~39,000円に逆戻りする危惧も孕んでいる。