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2024-02-14

2月第1週の週間先物手口と今後の日経平均予想(2/14)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        





先週・2月第1週(2/5~2/9)の日経平均は36,419円で始まった後、36,000円を挟むもみ合いとなった後に1,000円幅で急伸し、週の終値は36,897円の大陽線となった週である。

先物参加者がどのように動いたか、昨日公表のあった「取引参加者別建玉残高」を元に集計した週間手口は下記のとおりとなっている。


買い方のモルガン・バークレイズが6,416枚の比較的大きな買い手口を出している一方で、売り方上位の野村が-12,077枚の巨額売り越しとなっているほか、売り方筆頭のみずほも-3,837枚の売り越しとなっている。

(今週月曜の1,000円の暴騰はこれら売り方の踏み上げが起きたものと見ている)

取引参加者別週間先物手口及び建玉残高買い方上位売り方上位
週間手口ABNクリアリン証券ゴールドマン証券JPモルガン証券モルガンMUFG証券バークレイズ証券野村証券
みずほ証券
2月5日日経225202-3,6751,7672517,087-3,929-3,036
TOPIX7022841,831834-671-8,148-802
2月9日904-3,3913,5981,0856,416-12,077-3,838
建玉残高
TOTAL-3,238-11,97823,83682,23928,003-53,009-66,403
日経225-4,951-2,75810,2491,7027,494791-13,134
TOPIX1,713-9,22013,58780,53720,509-53,800-53,269
<日経225先物>
2024年03月限月-7,4798115,245-2,51410,913331-11,394
2024年06月限月0-1,4570000-2,053
2月9日
<日経225mini>
2024年03月限月26,005-21,12050,03642,157-34,2434,6033,134
2024年04月限月-7230104900
<TOPIX先物>
2024年03月限月511-9,11714,78780,73720,402-52,574-53,269
2024年06月限月1,202-103-1,200-200107-1,2260


その他・海外勢については15,000枚ほどの買い越しとなっており、先週の急伸を主導したと思われる。


週間手口クレディ・スイス証券ソシエテG証券メリルリンチ日本証券ドイツ証券BNPパリバ証券
UBS証券
2月5日日経22545976936,3253,156-929
TOPIX52,5084,421-1,447-294-704
2月9日93,1055,1144,8782,862-1,633
建玉残高
TOTAL-62725,75219,5394,7811,641-12,741
日経225-6526,398-4212,66314,3216,445
TOPIX2519,35419,9602,118-12,680-19,186
<日経225先物>
2024年03月限月-1477,2154,5072,55620,2767,693
2024年06月限月-505-8700-4-6,512-1,248
2月9日
<日経225mini>
2024年03月限月00-49,2821,1055,5740
2024年04月限月052600-10
<TOPIX先物>
2024年03月限月2519,35319,9602,118-12,480-19,386
2024年06月限月0100-200200


一方、その他・国内勢については下表のとおり売り越しが目立っており、ボリューム的にも総数で2万枚を超える巨額売りとなっており、引き続き 海外勢の買い越し vs 国内勢の売り越し の構図が継続している

週間手口大和証券SMBC日興証券楽天証券
SBI証券
2月5日日経225488-725-4,152-1,421
TOPIX-1,4619530406
2月9日-973228-4,152-1,015
建玉残高
TOTAL-11,858-9,590-1,158-9,102
日経225-2,129-5,706-1,158-6,630
TOPIX-9,729-3,8840-2,472
<日経225先物>
2024年03月限月-1,961-5,706-490-2,646
2024年06月限月-253000
2月9日
<日経225mini>
2024年03月限月8460-6,680-39,883
2024年04月限月00-448
<TOPIX先物>
2024年03月限月-9,729-3,8840-2,472
2024年06月限月0000



今後の日経平均については、上述のとおり海外勢の買い越しvs国内勢の売り越しの構図が継続している中、相場の流れとしては買い方優位の展開が続いているだけに上昇相場が継続すると見ていることに変わりはない。

ただ、現時点において、日経平均は先週・今週の2週間で約2,000円の上昇となっていることから、目先的には調整が予想されるが自律調整の範囲と見ている。(2/12にアップした「今週及び今後の日経平均予想」に記したとおり、週初高く週末に向けて弱含むのが健全な相場と見ている)

調整の目処としては今週の寄り付き値となる37,250円~37,500円を想定しており、下げたとしてもこのレンジを底に反発し、筆者がかねて予想しているメインシナリオのとなる3月MSQでの史上最高値・38,957円更新となろう。

一方、サブシナリオとしては37,250円~37,500円を明確に下回ってきた場合にはシナリオの修正が必要になり3月MSQの買い仕掛けは6月または9月MSQに順延されると見ている

なお、このままメインシナリオどおり史上最高値更新となった場合には、その後はもたつく展開(日柄調整)を予想しているが、38,957円更新はあくまで通過点であり、日柄調整後は40,000円超に向けての上伸を予想している。


                           


                                        




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※追記2/15(木)17:12

本日の騰勢を見る限り昨日の安値・37,594円が筆者予想の下値目処36,250~36,500円のレンジ上限に接近からの反発となっていることから、スピード調整完了の可能性が生じている。

(より詳細に述べれば、このまま上に伸びるか、仮に下げたとしても37,800円~38,200円のレンジで下値を固めていく可能性が生じている)

ただし、引き続き日経平均の軽さに比してTOPIXの上値が重いことから慎重に見ていく姿勢は変わっていない。

なお、トレンド転換の価格目処としては36,250~36,500円。

ここを明確に割り込まない限りは足元の上昇トレンドは崩れないと見ており、最も楽観的なシナリオとしては3月MSQ40,000円の可能性も生じている。



                           


                                        




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※追記2/18(日)12:38

日経平均は筆者メインシナリオの3月MSQでの史上最高値・38,957円超の予想どおり順調に高値追いとなり、先週のザラバ高値は38,865円と、あと100円に迫った。

目先的には上昇一服後の急騰が期待される局面となっており、いったん力を貯めた後、MSQに向けた買い方の大仕掛けが炸裂するか否かが鍵を握る。

(買い方の大仕掛けが策動となれば、売り方の踏み上げを伴って日経平均は42,000円程度まで上昇する余地がある)

上下どちらに大きく振れるかを予想する占う意味でも、月曜夕刻に公表される「市場参加者別先物残高」に注目している。

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