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2022-11-20

11月後半~12月の日経平均予想(11/20)



※ かねて記していた事由により、本年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあることをご了承願います。


                                        



先週の日経平均は、月曜に-300円の大幅安となったものの、その後は27,800円~28,000円レンジでのもみ合いの動きとなり、先々週・金曜の817円高に対する調整週となった。

このため、先週の筆者予想の米マイナーSQ・11/18に向けて上伸するとの予想は的中せず、おそらく後ズレとなった。(詳細後述)



・週間先物手口(11/14~11/18)


 ◎先物・オプションデータの集計方法の詳細 → こちら

下表は、筆者集計11/14~11/18の週間先物手口及び建玉となる。

(なお、本表は先週末の残高を基に、日々集計結果を加減算した「速報値」となるため、月曜夕刻に公表される「取引参加者別建玉残高」の結果によっては数値が異なることがあります


先週は急騰後の調整週となったため、買い方の利益確定売りが目立っている。


なお、買い建玉は、長らく買い筆頭であったバークレイズに代わって、JPモルガン証券・三菱UFJモルガンが買い筆頭に踊り出ているが、3社ともに4万枚台と買い方陣営を形成している。


一方、売り方としては、みずほが週間で-1.1万枚の大口売り越しにより、-5.6万枚売り越しと、売り筆頭となっているが、長らく売り筆頭であった野村は-2.6万枚売り越し、次順位はゴールドマン・Cスイスの-1.4万枚と買い方に比べて低い水準となっている。

したがって、買い方の利益確定売り一巡後は、売り方としても日経平均・TOPIXの上昇を待って売りを仕掛けたいと思われ、短期的には上昇賛成となるのではないか?



・オプション手口

ABNアムロは28000の建玉に見るとおり、PUT売り・CALL買いを鮮明にしている。

ただ、CALL29000は厚い売り建玉となっており、突破があるとしても東京SQ通過後になりやすい。
(29000は残高報告を経ていないため、あくまで参考値となる)








11月後半~12月の日経平均予想

先週・日曜にアップした記事では、「今週の日経平均が続伸となった場合には、いったん下押しに向かうとの見方が有力」と予想したが、冒頭に記したとおり、月曜の利益確定売りにより、続伸とはならず、週を通して調整週となった。

なお、「筆者がかねて記していた米12月SQ・29,200円~29,400円水準の実現性が高まっている」といった、今後の強気相場予想は変わっていないものの、先週の日経平均が上値の強行突破ができなかったことから、29,000円台達成の日柄は順延となった可能性があると見ている。

(先物手口で考察したように、利益確定売りをこなしていく必要があるようだ)

したがって、今週の日経平均は先週同様にもみ合いの展開が予想され、下値目処は27,800円付近(余裕幅を見れば27,600円付近)、上値目処は28,100~28,200円付近の上下レンジでの推移と見ている。

ただ、金曜のダウ平均が先週のもみ合いレンジを僅かに上方ブレイクしていることから、週初のダウが続伸し、先週のもみ合いレンジ上抜けを果たすと、日経平均も足元の短期調整レンジを上抜けてくると見ている。

いずれにしても、勢いのある上値追いというよりはジリ高に近い展開となり、本格的な反発は11/27・11/28、または12/8・12/9付近での開始を予想している


なお、年内の高値余地については、9/14高値30,795円と8/22高値を結ぶトレンドラインが位置している28,800円処と考えており、米SQ・12/16を目処に達成すると予想している。

この28,800円は、ドル建て日経平均・200日線が206.62ドル(206.62×139円=28,720円)に位置していることから、海外投資家の視線から見た上値目処としての合理性を備えている。

(ただし、ダウ平均が買われる展開の際には、為替がドル安円高に振れることが想定されることから、円建て日経平均は伸び悩みにより、高値目処は上記想定から(為替水準次第では)200円~400円程度抑えられる可能性があることに留意したい。

なお、足元の上昇トレンドが続くと見ている根拠としては、上述の先物手口や主要移動平均線を基にした考察に加え、足元のドル建て日経平均の移動平均線によっている。

足元のドル建て日経平均は、同25日線の11.21ドル上方、同75日線の4.56ドル上方に位置しており、両移動平均線ともに上向きを維持している。

また、28,800円付近で頭を抑えられるとの予想は、上述したように、ドル建て200日線については、足元の価格よりも上方に位置しており、緩やかな下向きとなっていることから、勢いよく突破していかない限り、抵抗線として機能する可能性が高いと見ているからである。

したがって、おそらく米MSQ・12/16付近にて示現するであろう日経平均の高値は28,800円程度が予想され、その後、日経平均は直近上昇に対する1ケ月~2ヶ月半程度の調整入りとなり、浅押しであれば28,200円、深押しであれば26,600円付近までの下押しを予想している。

なお、2023年の日経平均については、週足MACDの推移を基にした予測では、2023年央にも32,000円~33,000円到達があり得ると見ていることに変わりはない。

2022-11-13

11月・12月の日経平均予想(11/13)



※ かねて記していた事由により、本年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあることをご了承願います。


                                        



週末・11/11の日経平均は、前夜発表の米CPIが市場予想を超えた鈍化が見られたことから、ダウ平均が1,200ドルの歴史的高騰となった流れを受けて、817円高・28,263円の大幅高となった。

この日経平均の高騰についても、筆者は10/23(日)にアップした「10月下旬~の日経平均予想」にて(この時点の日経平均は26,890円)、「27,500円を上抜くことができれば28,200円」と予想したとおり、11/11(金)の日経平均終値は817円高・28,263円と28,200円にに到達した。


では、11/11(金)の先物手口及び建玉を見ていく。


 ◎先物・オプションデータの集計方法の詳細 → こちら


買い建玉のバークレイズは-5,713枚売り越しと、利益確定売りを繰り出している。

一方で、売り越し建玉のゴールドマン、野村、ドイツ、みずほの各社が大口の買い戻しとなっている。


特に、野村は3,444枚、みずほは9,863枚と特大級の買い戻しとなっており、これらの買い戻しが日経平均を大きく押し上げる展開となっている。


先週末の時点では、売り方の買い戻しが上昇の主因であり、買い方は利益確定売りに回っているものの、突飛高に対する買い方の行動としては利益確定が理に適っており、特に警戒すべきものではないと見ており、今後の下押し局面での買い方の買いがどれだけ積まれるかに注目している。



・オプション手口

(12月限オプションの公表初日のため、手口のみの紹介となります)

ABNアムロは引き続きプット売りとなっており、コールは売りと買いを交互に挟み、目先、どちらに振れても利益を出しやすい手口となっている。






11月・12月の日経平均予想

先週末の大幅上昇により、日経平均は前日に下抜いた75日線を大きく上抜いており、課題となっていた週足の主要移動平均線をも上抜く大陽線を打ち立てた。

これにより、筆者がかねて記していた12月SQ・29,200円~29,400円水準の実現性が高まっている。

ただ、上抜いた週足の主要移動平均線は、26週線を除き、下向きとなっていることから、週足ベースでの弱もみ合いを経ると見るのが一般的な解釈となるため、今週の日経平均が続伸となった場合には、いったん下押しに向かうとの見方が有力と予想している。

折りしも、今週末は米SQとなっていることから、SQ通過後、またはSQ手前からSQ明けにかけては警戒が必要と見ている。

また、日柄面からも、10/3安値25,621円・10/13日安値26,313円から33日、26日が11/17(木)に当たることから、11/17以降、翌週の月曜日付近は直近上昇に対する利益確定売りが入る可能性がある。

なお、この予想日柄で下押しとなった場合は、上述の起点に対する次の変化日となる11/27・11/28、または12/8・12/9付近にて再上昇の開始が予想される。

したがって、今週の高値は9/13高値の28,659円を少し超える水準が予想され、その後、日経平均は浅押しであれば27,200円、深押しであれば27,800円付近までの下押しが予想される。

その後については、12月の米MSQとなる12/16に向けて、従来から記している29,200円~29,400円を目指す展開をメインシナリオと見ている。

なお、2023年の日経平均については、週足MACDの推移を基にした予測では、今回の波動にて32,000円~33,000円到達があり得ると見ているが、29,200円~29,400円から先の視界はまだ明けない


2022-11-04

今後の日経平均予想(11/4)



※ かねて記していた事由により、本年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあることをご了承願います。


                                        



まず、ダウ平均の動きから記していく。

11/2(火)の記事にて「33,000ドル手前で-500ドルの急落となっており、戻り待ちの売り圧力の高さを見せつけられた」と記したとおり、一昨日のFOMC通過時においても、ザラバ高値は33,071ドルと、一時33,000ドルを上抜けるも、その後、大きく売られることとなった。

(記者会見でのパウエル議長の「高めのターミナルレート」発言を嫌気した面もあろうが、テクニカル要因での下落の色合いも多分に含まれていると見ている

また、ダウ平均・ボリンジャーバンドにおいても、+2σに沿った上昇から+1σに低下しており、直近の急落により過熱感が解消方向に向かっている。

(ダウ平均のRSI(9)は4営業日前の93から67に低下しており、この後、前日比変わらずであっても4営業日には49に低下する)

なお、本日の休場明けの日経平均は前日休場の余波から、売り急ぐ向きが多く、前場は-600円を超える大幅安となり、ザラバ安値は27,032円まで売り込まれた。

ただ、27,000円を割り込む動きには発展しておらず、上向きの25日線・26,978円がサポートラインとなっている。

本日の日経平均終値は、後場の買い戻しによりザラバ安値から+170円戻した-463円安・27,199円。

なお、筆者は先週日曜・10/30の記事にて、今週の下値目処を27,200円~27,400円と予想した。

本日のザラバ安値は予想レンジ下限を大きく割り込んだものの、終値は27,199円とレンジ下限水準で引けていることから、筆者予想レンジは機能していると見ている。

(FOMCを前にした休場前日に空売りを仕込んだ筋の売り仕掛けが奏功したものと見ており、ダウ平均同様に押し目をつけたことにより、高値日柄が延びるとともに、反騰に向かった際の推進力が増したと見ている

今後の日経平均については、引き続き堅調な展開を予想しているが、ダウ平均の33,000ドル高値からの-1,000ドルのギャップを埋めていくには、相応のもみ合い、またはファンダメンタルズの改善が必要と見ており、今晩の米雇用統計や来週の中間選挙、CPIなど重要イベントを見定める展開となろう。

したがって、(今晩の米雇用統計の結果次第では半値戻り程度のギャップを埋める展開も残されているが)、基本シナリオとしては、来週前半は27,250円付近を中心とした上下250円となる27,000円~27,500円のもみ合いとなって、売りをこなすことができれば、週央または週末から再度、戻りを試す展開に移行すると予想している。

※後刻、先物・オプション手口のアップを予定しています。


2022-10-30

今週及びその後の日経平均予想(10/30)



※ かねて記していた事由により、本年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあることをご了承願います。


                                        



まずは、先週末・10/28の先物手口及び建玉を見ていく。



 ◎先物・オプションデータの集計方法の詳細 → こちら


買い筆頭のバークレイズは-5,916枚の大口売り越しにより、買い建玉を51,000枚に縮小している。


なお、バークレイズの買い越しピークは、9/12-13(日経平均28,500円~28,659円時)の+90,000枚超となっており、買い越しピークから44%の縮小となっており、引き続き、売り一巡感が出てもおかしくない水準と見ている。




また、先週・10/23の記事にて、「空売り戦略は奏功していないと見ている」と記したゴールドマンの売り建玉は-18,989枚と、先週末との比較で縮小しており、筆者予想どおり、買い戻しを余儀なくされているようだ。




一方、国内勢では、みずほの売り越し建玉は-34,000枚と、先週末比でほぼ同数となっており、引き続き弱気戦略を取っている。







・オプション手口

金曜の追記にも記したとおり、ABNアムロはプット売り・コール買いの強気手口となっており、前日のプット買い戻し分を(おそらく本日の安値で?)ほぼ売り直した形となっている。




また、注目していた同証券の先物手口については1,634枚買い越しとなっており、建玉は2,135枚買いと小口ではあるが、買い越しに傾いている。



今週及びその後の日経平均予想

先週・10/23にアップした「10月下旬~の日経平均予想(10/23)」にて、短期レンジとして次のとおり記した。

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・高値目処は引き続き27,500円
・下値目処が26,800円
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先週の日経平均の高値は27,578円、安値は26,974円と、ほぼ筆者予想レンジ内での推移となった。

また、同記事の中で、WSJが報じた「FRB当局者の一角から近く利上げペースを緩めるべきという声が上がり始めている」との報道については次のとおり記した。

これは筆者の推測に過ぎないが、昨夜のWSJの報道については、支持率が低迷しているバイデン政権が打ったリークであった?と見ている。

なぜなら、11月のFOMCは11/1と中間選挙のわすが1週間前であり、11/8・中間選挙を前に株高を演出するには日柄が足りなさすぎるとの見方である。

したがって、11月のFOMCはWSJの報道に沿った結果が想定され、上方向に弾みが付いた短期トレンドは12月メジャーSQ高に向かうと予想している。

記事の内容は、あくまで筆者の推測に過ぎないが、結果としてダウ平均は週間で+1,800ドル近く上昇し、S&P500・ナスダック総合指数についても、弱いながらも週足・陽線にて引けており、中間選挙に向けて株高の様相を呈している。

今週の米国市場は、週央のFOMC、週末の雇用統計と重要な経済イベントが続くが、足元のダウ平均の勢いに水を差すものにはならないだろう。


(ただ、ダウ平均については、直近5日の上昇率が+5.71%、25日移動平均線乖離率が+8.1%と、標準的な乖離率を超えていることから、材料出尽くしの利益確定売りに押される場面もあろうが、S&P500・ナスダック総合指数が遅れを取り戻す反発を見せると見ている

これらのことから、今週の日経平均の予想レンジは上値目処が27,800円~28,000円、下値目処は27,200円~27,400円と予想している。

なお、上昇確率としては、今週よりも来週の中間選挙明けのほうが大きく、12月の日米MSQに向けて日経平均は29,200円~29,400円を目指すと見ていることに変更はない。


2022-10-15

10月中旬~の日経平均予想(10/15)



※ かねて記していた事由により、本年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあることをご了承願います。


                                        



先週末・10/14の先物手口及び建て玉は以下のとおりとなっている。

(10/14はSQ日のため、月曜の残高報告によって建て玉が一部修正となる場合がある)

なお、10/14は日経平均が853円高となった日である。

 ■先物・オプションデータの集計方法の詳細 → こちら


買い筆頭のバークレイズは-786枚の小口売り越しにとどまっている一方、ゴールドマンは-1,584枚とまずまずの売り越しとなっている。

なお、ゴールドマンの売り越しピークは、9/26-10/3の-43,000枚~-45,000枚売り越しとなっており、週末の残高は-19,588枚売り越しと、ピーク時の約半数となっている。


この9/26-10/3の日経平均は27,000円から25,621円に急落した期間に当たっており、その後、日経平均は27,300円に急騰していることから、ゴールドマンの空売りは(先物単体で見る限り)必ずしも成功していないと思われる。

なお、野村は2,725枚買い越し、建て玉は-11,974枚と、9/13の日経平均28,659円高値時の売り建て玉-66,947枚から大きく減らしている。


一方、国内勢では、みずほが引き続き-33,502枚の売り越し建玉となっている。

なお、本表の建て玉については、日々集計の差し引きであるが、SQ通過日は、月曜の残高報告によって建て玉が日々集計と異なっているケースがあるため、多少、変わっているかも知れない。(マイナーSQのため、ほぼ変わっていないとは思うが念のため)

オプション手口については、10/14の手口のみの公表となり、残高については、月曜の残高報告を待つことになるため、当日手口の紹介にとどまる。


売り買い交錯となっており、方向感は見えない。


■10月中旬~の日経平均予想

週末のダウ平均は-403ドル安(-1.34%安)、ナスダック総合指数は-3.08%安となっており、日経平均CFDも26,585円と週末比-505円安で返ってきており、月曜は一時的にも-500円~-700円安まで売られ、週初から暗い雰囲気に包まれる可能性がある。

ただ、その後も売られるかと言えば、必ずしもそうなるとは思えないところである。

なぜなら、ダウ平均は前日のザラバ安値から1,400ドル上げており、金曜の下げは3分の1にも満たない押し幅であることが挙げられる。

また、筆者が目先及び短期予想の主要指標としている日足ストキャスティックス・MACDともに上向きを維持しており、MACDは売られ過ぎ圏から回復し、ゼロラインに差し掛かっているところであり、金曜の下落はゼロラインに頭を抑えられての下落と見ている。

加えて、ボリンジャーバンドでは基準線に頭を抑えられての下落となっており、セオリーどおりの調整と見ることができる。

なお、ダウ平均の週足ストキャスティックスについては、売られ過ぎ圏でGC示現間近、MACDについては売られ過ぎ圏での反発となっており、あと一伸びでシグナル線とのGCを果たす位置に来ている。


日経平均についても日足ベースのストキャス・MACDともにGCの兆しとなっており、週初の日経平均が安くとも、その後、反発となればGC示現の可能性がある。

また、日経平均・週足についても、ダウ平均週足ストキャス・MACD同様の位置関係となっており、反騰局面が近いことを示唆していると見ている。

(週足ベースでの予想のため、日足ベースではボラタイルな展開となる可能性があり、2~3週間はもみ合いが続く?)

日経平均の10月中旬~のレンジとしては、下値目処が直近空けた窓埋めの26,400円(ただし、ここを下抜くと25,800円~26,000円)、高値目処は引き続き27,500円、ここを上抜くことができれば28,200円と見ている。

なお、今週末は米SQ日となっていることから、下押しの動きが加速した場合には、ポジションが一斉に下向く可能性がある一方、週初の下落後、いったんSQに向けて反発後(東京市場同様に)SQ通過でドテン下?という流れとなる可能性があると見ている。

※この場合の反転時期は11月初めと予想している

いずれにしても、この先も思わぬところで直近の動きに対する大掛かりな巻き戻しにより、大きく上下に揺さぶられる展開になるではないか?と予想している。


2022-09-28

今後の日経平均予想(9/28)



※ かねて記していた事由により、本年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあることをご了承願います。


                                        




9/26・月曜にアップした追記にて「9/27-28付近ボトムからの反発が持続しないシナリオ」として、次の見通しを記した。

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9/27-28付近ボトムからの反発が持続しないシナリオも想定している。

その場合は、配当権利落ち分をいったん埋めた10/3付近から二番底形成に向かうと見ており、二番底は10/14のSQで25,800円~26,000円になると予想している。
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本日の日経平均は一時-600円超の反落と、昨日・9/27の反発が小反発にとどまったことから、時間軸が早まり、早々に2番底パターンに移行したものと見ている。

価格的にも、ザラバ安値25,938円、終値26,173円(明日の配当権利落ちで25,933円)と、筆者想定の下値目処レンジ25,800円~26,000円に達した後、反発となっている。

また、本日のザラバ安値と終値から算出する配当落ち後の日経平均が一致している点も明日以降、25,933円が下値目処になりそうな気配を感じる。


なお、下表は、昨日・9/27(火)の先物手口であるが、売り建玉を加速させていたゴールドマンが3,728枚の大口買い戻しとなっており、買い戻しに舵を切った可能性がある。

同じく売り方の野村も8,032枚の超大口買い戻しを入れており、本日以降の先物手口を注視している。

本日の先物手口については、以下のとおり、ゴールドマンは売り越しているものの、昨日の買い越しより規模は少なく、売り越し上位であった野村は5,000枚の超大口買戻しとなっている。

一方、買い越し筆頭のバークレイズが-5,800枚の超大口利益確定売りとなっているほか、買い方の多くが売り越しとなっている。


野村以外の国内勢は、売り越し筆頭に躍り出ていたみずほが4700枚を買い戻しとなっている。


これらを俯瞰する限り、本日の大幅下落は買い方の利益確定売りであった可能性があると見ている。

なお、先週、ブルームバーグが「ゴールドマンがS&P500の年末予想を3600に引き下げ(22日終値から4.2%下落を示唆)」との記事を掲載していた。

昨夜の米国市場・SP500のザラバ安値は3,621ポイントと年末予想価格にぼ到達しており、昨日のゴールドマンが東京市場・先物を買い戻したことと整合している。

ただ、気になる点として、下表の米主要3指数のRSIの推移と今後の予測値がある。


米主要3指数は、週末及び月曜のRSI(9)・10%割れで下げ止まっておらず、反発はRSI(14)の10%割れを待つことになる可能性があり、現時点でのダウ・SP500の10%割れは今週・金曜が想定される。

ただ、RSIの予測値については、前日比ほぼ同じで算出しているため、下落幅が大きい場合には売られ過ぎ圏到達が早まり、逆に反発を挟むと売られ過ぎ圏到達は遅くなる=また、必ずしもRSI(14)が10%以下まで低下するとは限らず、経験則上は、むしろ10%台で反発することが多く、この点は柔軟に考える必要があるだろう。


なお、日経平均の見通しについては、引き続き、かねてより記している9/27-28の転換時間帯に入っており、値ごろ・日柄ともに本日または明日(上述の米RSIを考慮すれば週内)が転換点となる可能性があると見ている。

なお、一昨日及び本日の下落幅が大きいため、追い証や追い証逃れによる見切り売りが出る可能性があり、今夜の米国市場次第では、25,500円到達となってもおかしくないと見ている。

(個人的には、本日の一時-600円超の下落により、中間期末及び売り仕掛け一巡と見ており、短期的な需給の混乱はあるかもしれないものの、立ち直りは早いと見ているが…)


なお、明日の東京市場は中間期末の配当権利落ちにより、日経平均が-240円下落することが想定されている。

したがって、目先的には、明日の日経平均が本日の終値から240円を減じた25,933円、実務的には25,800円で踏みとどまることができるかが焦点になると見ている。


2022-09-25

9月下旬~10月中旬の日経平均予想(9/25)



※ かねて記していた事由により、本年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあることをご了承願います。


                                        




先物・オプション手口集計・考察


  データの集計方法の詳細 → こちら


・先物手口考察

まずは、先週末・9/22(木)の先物手口及び残高について見ていく。

9/22は、ダウ平均の-522ドル安にもかかわらず、日経平均は-159円安にとどまった日であるが、やはり、売り越し筆頭の野村が11,237枚の弩弓の買い戻しを入れており、この買いが日経平均を底堅く推移させたものと見ている。


なお、直近で売り越し幅を拡大しているゴールドマンは-1,507枚売り越しとなっており、東京市場休場前の買い戻しはなく、引き続き売り越し姿勢を強めている。


買い越し上位のJPモルガンは-2,415枚売り越し。

一方、国内勢ではみずほが-2,387枚の大口売り越しとなっており、上述のとおり野村の大量買い戻しにより、売り越し建玉が-54,175枚と、僅差ながら野村を追い抜き、売り越し筆頭に顔を出している。




・オプション手口考察

続いて、オプション手口及び建玉は以下のとおりとなっている。 

囲み罫線=残高報告による確認済部分
(矢印=先週末時点の残高報告価格帯)

したがって、残高報告があったレンジの建玉については信ぴょう性が高いものの、残高報告がされていない価格帯については、SQ通過後の建玉のみの集計となるため、信頼性は低まる。

(なお、残高報告は毎週第一営業日の夕刻、週末終値の上下5本を対象として開示されている)


ABNアムロの手口では、コール27500買い越しをドテンショートに持ってきた点が注目される。

また、ソシエテも小口ながらコール売り・プット買いが目立っており、目先は軟調な展開を予想しているようである。





9月下旬~10月中旬の米国市場

及び日経平均予想


週末・金曜の米国市場はダウ平均終値は-486ドル安・29,590ドルの4日続落、節目の30,000ドルを下回った。

なお、筆者は一つ前の記事への9/23(金)10:32の追記にて次のとおり記した。

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現時点でのボリンジャーバンド-2σは29,760ドル付近にあることから、29,700ドル~29,800ドル程度までの下押しがあったほうが反発しやすい
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ザラバ安値は29,250ドルまで下値さぐりとなったものの、終値については、金曜終値ベースのボリンジャーバンド-2σ・29,362ドルを上回った。

また、日足ローソク足は陰線ながら下ヒゲとなっており、目先的には目標達成感が出やすい状況になっていると見ている。

加えて、米主要3指数のRSIは下表のとおり、週末金曜にダウ及びSP500のRSI(9)が2022/1/25以来の10%割れの短期的な売られ過ぎ圏入りしている。


なお、今週のRSIについては、前日比変わらずであった場合の予測値を算出している。

現時点ではRSI(14)が依然、売られ過ぎ圏入りしていないものの、足元でもみ合いとなった場合でも、9/29(木)には10%台前半(ナスダック総合指数については10%割れ)が見込まれることから、中期的な売られ過ぎ圏入りすることが想定される。

(なお、必ずしもRSI(14)が売られ過ぎ圏入りせずともRSO(9)の売られ過ぎ圏入れを以て反発に転じるケースも多いことから、足元での反発局面入りの可能性もある)

これらのことから、日経平均の見通しを考えるならば、今週月曜~火曜に日経平均は売られ過ぎ圏に達する可能性があると見ている。

また、筆者はかねてより「9/21付近、9/27-28付近が変化日」と予想しており、9/21が中段保ち合いの高値からの下落始点となったことからも、9/27-28付近がボトムからの反発始点になると予想している。

(先物・オプション動向からも、反転のタイミングが近づいていると見ている)

今週の日経平均の価格レンジについては、下値目処が配当権利落ち前の価格で権利落ち前26,340円~26,490円(権利落ち後26,100円~26,250円)、上値目処が権利落ち後価格で26,600円~26,800円と予想している。

なお、その後の見通しについては、メインシナリオとしては今週ボトムを打った後は10月SQ10/14~19に向けて27,800円~27,000円付近まで急伸すると見ている。

ただ(両論併記で恐縮であるが)、9/27-28付近ボトムからの反発が持続しないシナリオも想定している。

その場合は、配当権利落ち分をいったん埋めた10/3付近から二番底形成に向かうと見ており、二番底は10/14のSQで25,800円~26,000円になると予想している。


2022-09-11

短期及び中期の日経平均予想(9/11)



※ かねて記していた事由により、本年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあることをご了承願います。


                                        




先週の日経平均は、9/6(火)の記事にて、

・SQ前でのドテンの可能性もあると思われる

と記したとおり、9/9(金)の日経平均は635円高・28,065円の大幅高となった。


また、日経平均の下値目処については、9/5(月)の記事にて

・日経平均の目先下値目途は(東京MSQに絡んだドタバタがあれば)27,200円~28,400円

と記したとおり、9/7(水)のザラバ安値27,268円をきっかけに週末の大幅高につながった。

(前倒しの可能性を含め、9/9・SQを境に反発に転じるとの予想が的中したことも既出記事のとおりである


加えて、上値については9/5(月)の記事にて次のとおり記した。

・短期的な高値目途は引き続き28,000円~28.400円と予想

この予想どおり、先週木曜の日経平均は28,065円、金曜の28,214円と、筆者予想レンジ内まで上昇している。

また、金曜ナイトの日経平均CFDは28,421円と、筆者予想レンジ上限を捉えており、予想どおりの展開となっている。



これにより、日経平均は8/17高値・29,222円を始点とする短期下落トレンドは、9/7安値・27,268円を以て終了し、短期上昇トレンドに転換した可能性が高まっている。

なお、この8/17高値・29,222円~9/7安値・27,268円までの約2,000円の下落期間中の先物手口(筆者集計)は以下のとおりとなっている。

この期間の傾向としては(あくまで筆者の個人的な分析であるが)、買いポジションの投資主体の利益確定売り・売りポジション主体の買い戻しとなっているように見える。


代表的な例として、買い筆頭のバークレイズは、この期間に-12.298枚を利益確定売りを出しており、売り筆頭の野村は同期間に14,902枚の買い戻しを図っている。



ゴールドマンが売り越している点は警戒が必要と見ているが、同じく売り方上位のみずほは26,267枚の大口買い戻し、買い方上位のJPモルガンは-11,043枚の利益確定売りとなっててる。

つまり、買い方が主導権を持つ(利益確定売りでの下落に乗じて、売り方が買い戻す)流れになっていると筆者は見ている。



◎短期日経平均予想

日足・MACDはゼロラインから下での推移となっているが、9/7のボトムを境に急上昇している。

同ストキャスについては、売られ過ぎ圏でのダブルボトムからの急騰となっており、9/12・月曜には買われ過ぎ圏入れする可能性があるものの、同指標の張り付き特性を考えれば、今週は買われ過ぎ圏での推移(もみ合い)となることが想定される。

これらのことから、今週の日経平均については堅調な展開が想定され、上値目途は、週内28,600円~28,800円を予想している。

仮に、28,800円をクリアしてくると、上述のとおり、売り方の買い戻しが急となり、29,000円乗せもあり得ると見ている。

一方、週の下値目途については28,200円±100円と予想している。

この予想は上述の国内要因に加え、米国市場の反転が後押しすると予想しており、下表・米主要3指数のRSIにヒントがある。


米主要3指数のRSI(9)については、8/31-9/2にかけて20%割れまで低下し、直近5日の騰落率も-5%を超えたものの、この時点ではRSI(14)が未だ下げきっておらず、9/6に20%割れを果たしたことにより、翌日9/7に435ドル高の大幅反発を果たした。

先週末の時点ではRSI(9)(14)ともに反発態勢に入っており、中期トレンドを示唆するRSI(14)は依然として30%台と売られ過ぎ圏のやや上方程度に過ぎず、大幅な上値余地が感じられる。

この米主要3指数の上昇が日経平均の上昇を支援すると見ている。

ただ、仮に、日経平均が28,800円~29,200円レンジに到達した場合には、日足MACDがゼロラインの上に顔を出してくると思われるため、いったんはゼロラインをサポートとするもみ合いに移ると予想している。


日柄面においては、既出のとおり、8/17高値を起点とする変化日9/8に勢いのある反転上昇を見せたことから、このカウントが引き続き機能する可能性が高いと見ており、次の変化日・9/21までは足元の上昇トレンドが続く可能性があると見ている。

基本シナリオとしては、9/21までに29,200円~29,400円まで上昇するならば、いったん利益確定売りとなるが、目先29,000円手前で押し戻された場合には、9/21が再上昇の起点になると見ている。

いずれにしても、9月末または10月初めまでは足元の強い展開が続き、押し目待ちに押し目なしの状態が続くと見ている。



◎中期日経平均予想

8/28にアップした「8月下旬~9月の日経平均予想」にて次のとおり記した。

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8/30が27,200円~27,400円まで下落した場合、次の変化日・9/26には日経平均は30,000円接近が意識される

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値ごろについては27,200円~27,400円レンジ到達となったが、日柄が9/7に後ろズレしたため、日柄の再検証が必要となっているものの、値ごろについては日経平均30,000円乗せが予想される展開に入っていると見ている。

現時点では、足元の勢い持続での30,000円乗せの確率よりも、いったん28,500円~29,500円付近でのもみ合い(日柄調整)をこなした後、早ければ10月~11月、遅ければ12月~3月の30,000円乗せ~31,500円付近までの上昇を予想している。

なお、日経平均3万円乗せは昨年3月以来、3回目のチャレンジとなるため、買い方としては必ず成功させなければならないミッションである。

そのため、おそらく3万円乗せに成功し、大きく超える展開になると見ている。(逆に、ここで3万円乗せに失敗した場合は再度27,000円台に戻ることが想定されるが、たぶん3万円乗せに成功すると見ている)

材料としては、米予備選、ウクライナ状勢、東京市場NISA枠の拡大などが考えられる。

2022-09-02

追記9/2~



※ かねて記していた事由により、本年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあることをご了承願います。


                                        


元記事「8月下旬~9月の日経平均予想(8/28アップデート)」に追記していましたが、下に長くなったため、「追記9/2~」として稿を起こしました。

したがって、基本観については、一つ前の「8月下旬~9月の日経平均予想(8/28アップデート)」をご高覧ください。





※追記9/2(金)12:02


昨夜のダウ平均の安値は31,220ドルとなり、その後、約430ドル反発して引けた。

日中足の反発の大きさから、今夜の雇用統計の結果はほぼ織り込んだ可能性がある。

また、筆者算出の下値目処31,400ドルを200ドル近く下回ったことを考え合わせると、引き続き、目先、急伸・急落の展開を予想しているものの、同程度の確率で、ダウ平均の目先上値はそれほど伸びず(32,000ドル~32.200ドル?)で抑えられる可能性も考えられる。

この場合、日経平均の上値は想定していた28,200円~28,600円には届かず、28,000円~28,200円にとどまると見ている。

なお、その後は下値については、かねて記している27,200円~27,400円や27,049円の窓埋めを試す可能性があると予想していることには変わりない。


                             



※追記13:30

なお、上記にて価格について記したので、昨日・9/1現在のアムロ・ソシエテのオプション手口・建玉について記しておきたい。

下表は、筆者集計による同手口・建玉となる。

囲み罫線=残高報告による確認済部分
(矢印=先週末時点の残高報告価格帯)

したがって、残高報告があったレンジの建玉については信ぴょう性が高いものの、残高報告がされていない価格帯については、SQ通過後の建玉のみの集計となるため、信頼性は低まる。

なお、残高報告は毎週第一営業日の夕刻、週末終値の上下5本を対象として開示されている。


アムロは昨日、P27500売りを利益確定した上にドテンショートしているため、今朝の急落を導いたと思われる。

また、28250から上のコールも大きくショートしているため、MSQは何とか下に振りたいと見られる。

一方、ソシエテは同価格帯のコールを大量に買い越していることから、これらの思惑から、目先、いったん上となれば、SQは下に振られる可能性があると見ている。(本日以降のこれら手口・建玉の変化に注目している)