東京時間のダウ先物が;150ドル~200ドル高と強含んでいたためであるが、あくまで筆者の個人的な感覚であるが、いかにも作為的な感じがする。
先物手口考察
データの集計方法の詳細 → こちら引き続きゴールドマンが大口のTOPIX先物売りを繰り出している。
買い方であるソシエテの手口に注目していたが、直近売り越していた先物ミニを買い戻す一方で、大口のラージ売りを展開している。
買い持ちの大きさから下値掘りではなく、買い余力をつくるための売りと思われる。
また、本日、ソシエテは立会外で13,200枚のTOPIX先物を売り越しているのも気になる点である。
今後の予想
週末のダウ1,000ドル安は、一部の銘柄が足を引っ張ったことが値幅調整の理由と、証券会社系の市場関係者が解説していたが、指数1,000ドル安は1,000ドル安であり、ダウ自体が巨大な一銘柄として多額の資金が入っていることから侮るべからずと見ている。今夜については、週末の買い戻しが入って反発する可能性もあるが、実際に自らの資金を運用する投資家にあっては二段安(先週の小さな空を含めれば三空)に注意したい。
下値目処は左図のとおり27,000ドル~27,400ドル。
19:00時点のダウ先物28,049ドルに対して600ドル~1,000ドル安の水準である。
ただし、MACDは反発が想定される位置まで下げており、ある程度下ヒゲで戻る可能性が高く日経平均への影響は半分程度となる可能性もある。
本日の日経平均の動きを見るとおり、海外勢はできるだけ安く日経先物を買い戻したいのだが、本邦投資家には安い価格を提供したくない事情があると見ている。
したがって、底打ちは米国時間で起きると想定している。
なお、騰落レシオ(25)は70%割れとなっているが、上述のとおり海外勢はTOPIX先物売りに動いており、まだ下はあると思われる。
また、RSI(9)は23.01%(TOPIXは7.38%)であるが、RSI(14)は同44.07%、37.49%と底入れには少し早い。
筆者の目算としては、週内調整・来週から反発、または来週初めまで調整、その後今発のいずれかと見ている。