2019-08-31

来週のダウ平均予想:弱含みも動きづらいか?(8/31)

週末・金曜のダウ平均は一昨日のダウが大幅上昇からアジア・欧州株が大きく上昇した流れを受けて、寄り付きからギャップアップ上昇し、その後152ドル高・26,551ドルまで上昇後、直近の急ピッチな上昇や30ドルほど上の50日線を意識した利益確定売りに押され、前日比-66ドル安まで下落し、大引けは41.03ドル高・26,403ドルと小幅ながら3日続伸して週を終えた。

火曜の-120ドルの下押しがなければ順調な回復と言えるが、この火曜の下押しは売りたい筋がいることを示唆している。

出来高を見ても、火曜の下落時の263,534,623に対し、昨日を含めた3日続伸の出来高は207,073,375~219,080,574と見劣りしている。

また、窓を空けての上昇であり脆弱さは免れ得ない。

目先、売り方の買い戻しの勢いが続くかも知れないが、50日線26.580ドル付近は6月にもみ合った価格帯の下限であり、いったんは押し返される局面と見ている。

米国市場は9/2(月)がレーバーデーによる休場により週の取引日は4日間となっており、週末の雇用統計が手控え要因となり、動きづらい週になると思われる。

これらのことから、来週のダウ平均は休場明けは、もみあいから弱含みが想定されるが、週末の雇用統計の結果待ちによる買い戻しが生じやすく、上昇中の5日線も支援となり、下落分の半値または3分の2程度は戻すのではないか。

ダウ平均の上値目処は50日線26.580ドル付近、下値目処は8/28窓埋めの26,014ドルが意識されると見ている。

なお、雇用統計の結果によっては再度の下落となる可能性がある。
スポンサーリンク
counter