2019-09-01

今週及び今後の日経平均予想:今週は弱もみ合いも・・・(9/1)

週末のダウ平均は+41ドル高・26,403ドルと小幅上昇となったが、CME日経平均は20,665円と週末の大引けに対し-35円安・20,665円で返って来た。

仮にダウが50日線に迫る26,500ドル台で返って来たならば、週初の日経平均は(月曜の米国市場休場も手伝って)売り方の踏み上げを誘う展開になる可能性もあったが、現状ではもみ合いスタートにならざるを得ない。

日経平均の上値の重さについては、日々書き連ねているとおり、先週公表のあった8/23現在の信用買い残は日経平均が20,710円に乗ったものの、-14%.83と依然として改善の兆しは見えていなかった。

裁定売り残が多いから下がらない論は一面的


裁定売り残が買い残を上回っていることから下値は限定的と評する論者もいるが、国内勢の買いを救うために海外勢が買いを入れてくるとは考えにくい。

逆に、投資主体別売買動向の動向を見るとおり、国内個人投資家の買いに売りをぶつけ、含み損に耐えきれなくなって手放したときに一気に買い上げる海外投資家の戦略は健在だと思われる。

また、今月9月は二日新甫であり、9/13にはメジャーSQが控えており、荒れる相場展開が予想される。

ただ、今週については米国市場の月曜休場や週末の雇用統計を控え、週初に下押しすれば週末に向けては戻す展開を予想している。

9/15-16・9/23-24の連休には要注意?


問題はSQ週となる来週はアノマリー的に最も下げやすい時期であり、今週の中心値から1.000円安といった売り仕掛けが出てきてもおかしくない。

しかしながら、先週の週間予想に記したような19,000円接近または19,000円を割れるといった感触は遠ざかっており、米FOMCが開催される9/18または(FOMCでダメ押しが入った場合には)翌週に底打ちとなり、11月~12月に向けての株高がスタートすると思われる。

底打ちの条件はオシレーター系指標の極端な売られすぎと総悲観の醸成である。

また、9/15-16及び9/23-24の日本の連休(東京休場)には注意を要する。(下旬の連休リスクの方向性はFOMC次第か?)

以上のことから今週の日経平均の上値目処は20,840円、下値目処は20,500円~20,400円と見ている。

なお、現時点で9月に示現すると見ている日経平均の下値目処は1月週足の窓埋めとなる19,650円±100円と考えている。
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