2019-10-21

日経平均は押し目待ちか?(10/21)

相場所感及び「先物・オプション手口」については先行してアップしておりますので、ページ下部の「前の投稿」からご覧ください

本日の日経平均の終値は56円高・22,548円。

日足チャートからは、4営業日連続の十字足(上ヒゲ)示現と高値膠着が続く中で、出来高は減少傾向、MACDの上昇も前回の高値水準まであと一息で立ち止まっており一服感を感じる。

前ページの「相場所感」にも記したが、本日の日経平均は、昨日の筆者予想どおり「スッと上がってジリ高」の展開となったが、筆者想定の22,600円~22,700円に達しなかったことから、東京休場明けは逆に高く始まる可能性がある。

ただ、日足チャートでの一服感に加え、9日RSIが本日89.69%、14日RSIも67.59%と高値圏の70%入り間近であり、ここからの上値は重いと見ており、週間予想に記した調整入りの始まりが近いと感じる。

明日、22日にはイギリス議会でブレグジットの採決が行われ、可決に向けた多数派工作が完了したとの報道が一部にある。

観測報道どおりであれば明晩の欧州株が高く、米国株も連れ高の可能性があるが、仮に明晩に合意なき離脱回避から買われたとしても、この材料での株高の持続性は乏しいと見ている。(また、不透明さが解消しない可能性もあり、市場は次第に興味を失っていくのではないか)

なお、注目していた上海総合指数は、筆者予想どおり、25日線をいったん下抜いて下値を結んだラインにサポートされた。

ただ、本日のローソク足は下ヒゲ陽線と下げ止まりの気配があるものの、出来高が伸びておらず、一つ前の大陰線を乗り越えるほどの勢いは見られない。

その下の200日線・2,900ポイントが射程に入ったと考えるほうが合理的と見ている。

これらのことから、日経平均も仮に休場明けに上振れすることがあっても上値追いとはならず、押し目待ちに利ありと見ている。
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