2020-01-12

今後の日経平均予想及び更新頻度について(1/12)

先週、日経平均は直近の最高値24,091円から1,000円を超える急落を演じる23,000円割れを示現した後に急回復し、週末は23,850円で取引を終えた。

急回復したとはいえ、1,000円超の下落で生じた亀裂は上値抑制要因となり、二番底形成に向かう例が多い。
 
ただ、今回の急落は年末年始の東京市場休場を利用した売り仕掛けのが中東の地政学リスクと重なったために結果的に大仕掛けとなったと見ており、買い方の振るい落としや売り方の安値での売り乗せとなった可能性があり、どちらも上昇加速要因になり得ると見ている。
 
また、主要各国の株価指数チャートは崩れておらず、東京市場が米国市場のミラー相場であることと合わせ考えれば、今しばらくは上昇が続く可能性が高いと想定している。
 
(週末のダウ平均は雇用統計が予想から若干の下振れとなったことから、週次での300ドル超の上昇の利食い売りの大義名分となったが、雇用統計自体は良好であり、週初の売り一巡から再度上げてくると見ている)
 
この想定が成立するためには、週足チャートで示すとおり、MACDが反転するためには、もみ合いまたは急騰が必要となり、筆者予想では後者の急騰となる可能性を感じている。
 
なお、週足チャートで見る小勢第3波をさらに細かく見ていくと、足元では(3)-4波が継続していたが、直近の23,000円割れで終了した可能性があり、今後、24,000円を明確に超えれば(3)-5波入りが想定されるが、例外的に「チャートを壊す動き」となる可能性もある。

(24,000円超で上値が重く推移した場合は、利益確定売りが先行する可能性がある。これは、足元でダウの上値が伸びており、日経平均がもみ合いとなっていることから、ダウの上値いっぱいからの利益確定売りの余波を日経平均が被る可能性がある)
 
なお、(3)-5波の目標値は直近下落の倍返し25,000円となるが、昨年10/5高値24,448円を超えた24,500円付近ではいったん(3)-5波が終了し、修正波動に入る可能性もあり、注意深く見ていく必要がある。
 
メインシナリオは25,000円達成から修正波動となるが、下値は24,000円~23,800円で小勢第4波終了となり、第5波動に入ると見ている。
 
ただし、第3波動がエクステンションとなる場合は25,000円からの押しは浅く、上昇波動入りすることとなり、このエクステンション波動入りの可能性もあると見ている。
 
理由は、" 国内証券が言えない日経平均上昇の理由(12/31)" に記したとおり、海外勢の先物買い・本邦国内勢の先物売りの構図から上値が飛びやすい需給状況にあると見ているからだ。
 
今週の日経平均予想については、1/15に予定されている第一段階の米中合意署名が行われることを前提とすれば週半ば~後半に24,000円超が示現すると見ており、上値目処は24,100円~24,200円。下値目処は休場明けの週前半の23,500円~23,600円と予想している。
 
リスクシナリオとしては、米中合意署名が行われないケースや中東または北朝鮮半島情勢の緊迫化等の地政学リスク、または中国の新ウィルス肺炎などの悪材料が想定される。

この場合、日経平均は再度23,000円割れから22,600円~22,800円、または直近でつけた高値から1,000円安を示現する急落になると思われるが、これは拡大波動である(3)-4波継続の継続と見られ、二番底形成から上昇に向かうと見ている。
 

(更新頻度について)
 
これまでの日々更新を「随時更新」とさせていいだきます。
 
なお、"先物・オプション手口分析 " に掲載している先物・オプション集計については日々更新予定です。
 
理由については、昨年秋にGoogle様より「無効なトラフィックの問題」の指摘を受けたため、Adsenceヘルプ記事を元に対策を講じてきましたが、問題解決に至っていないようで、年末に再度、同指摘を受けて広告配信に制限がかかり、解除の兆しが見えないためです。
 
先物・オプション集計の所要時間は概ね5分程度の短い時間で処理していますが、記事や図の作成については夕食後の可処分時間の過半を占める作業となることから、収益化がブログ継続のモチベーションとなってきました。
 
(Adsence収入は平均すると時給50円ほどと僅かなものですが、チリも積もれば・・・でしたが、収益化に暗雲が立ちこめている中で生活時間を削ることは良策とは言いがたいものがあります)
 
したがいまして、当ブログの予想記事の日々更新については休止し、生活時間の拡大に充てることとし、重要な局面等での随時更新(不定期更新)とすることにいたしました。 

スポンサーリンク
counter