日経平均は、先週末の東京市場SQでのカチ上げをピークに膠着でのジリ安となっている。
また、SQでの23,300円乗せを契機に市場では強気派が増えているが「いつか来た道」の既視感がある。
目先は9月SQを上下どちらに振ってくるかに焦点が集まる。
筆者が日々観測している先物・オプション手口からは、いったん下に振ってから再度上の気配が漂っているが、8月SQ値23,350円を超えることは難しいのではないかと見ている。
今週の日経平均は、引き続き急落懸念があると見ており、これは先週の高値23.200円~23,300円で買いを仕込んだ筋のロスカットを狙うためと予想している。
したがって、25日線22,712円を割り込めば、次の節目は6週線22,600円、先週高値から1,000円安・22.200円~22,300円が下値目処と予想しており、オーバーシュートが生じれば心理的な節目となる22,000円も射程圏に入る可能性がある。
この場合、22,000円接近の場面があれば反発狙いが奏功すると見ている。
ただし、上値は安値から800円~1,000円高と見ており、前述のとおり9月SQまでに8月SQ値23,350円を超えることは難しいのではないか。
今週の日経平均のレンジは安値22.200円~22,300円、高値は週初の23,000円~23,200円と見ている。