2020-10-18

今週の日経平均予想(10/18)

週末・金曜のダウ平均は、一時300ドルを超えて上昇したが、引けが近づくにつれて利益確定売りが優勢となり、上げ幅を112ドルに縮めて引けた。

S&P500やナスダック総合指数も同様に大引け1時間前に売られ、S&P500は前日終値付近、ナスダック総合指数は-42ポイント安(-0.36%安)での大引けとなり、主要3指数ともに週末リスク回避の動きとなった。

ダウ平均のポリンジャーバンドは週初に+2σ回復から+1σへの調整となり、週末は筆者想定どおり+1σでのもみ合いとなった。


ポリンジャーバンドは、全体としては上向きを維持しているが、基準線から下はやや上昇の勢いを失い始めており、目先+1σを割りこんで来るようだと、基準線、-1σの順に下値を試す展開になりやすいと見ており、その可能性は少なくないと予想している。

ただ、基準線から上の+1σ、+2σは上向きを維持してることから、+1σでのもみ合いを制して再度+2σへの回帰を試す可能性もあり、週初に底堅く推移することができるかどうかが焦点となってくる。

いずれにしても、翌々週の米大統領選を前にして不透明感や、様子見姿勢からいったんの利益確定に入る動きが想定されることから、今週については週初に上げたとしても上値追いとなる確率よりも+1σ~2σのレンジ相場となり、戻りを試した後は再度+1σのもみ合いから基準線割れを試す確率が高いと見ている。

(基準線割れとなった場合には、上述のとおり基準線、次に-1σの順に下値を試す展開になりやすいと見ており、米大統領選までは急落は起こりにくいと見ている)

したがって、今週の日経平均についても直近の最も狭いもみ合いレンジである下値は23,200円~23.300円、上値は23,600~23,700円の間を米国市場動向によって上下に揺れる展開を想定している。


なお、日々の予想にて記しているとおり、TOPIX・RSI(9)が売られ過ぎ圏の30%割れに近づいており、目先、もう一段の下落があった場合にはレンジ上限近くに向けての反転となりやすいと見ている。

また、この見方は、日経平均・日足MACDのゼロラインタッチ(上図)では、いったん下げ止まりを見せそうであることとも一致する。

ただ、あくまでレンジ内の方向感なき値幅取りの動きであり、大統領選後のトレンドが出るまでの間は上下ともに深追いは避けるべきと見ている。

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