今週の日経平均についても、基本的にはダウ平均の動向をなぞる動きになると見ているが、日経平均はその性格上、ボラタイルな動きとなりやすいと見ている。
(ダウ平均予想については昨日アップ済)
さて、金曜・日経先物は日中安値・27,570円を底値にナイトセッションでは28,000円まで反発したものの、ナイトセッションでは再度27,820円まで売られてタイムアウトとなった。
その後、取引時間が少し長い日経平均CFDは先物終値から-100円安で引けており、月曜朝の日経先物がどちらの価格に寄せてくるかが月曜朝の焦点として注目される。
日経平均CFDの価格に寄せて始まり、金曜の現物225の終値27,660円付近で停滞する場合は、翌日も上値が重い動きになる可能性があると思われるが、日経先物ナイト終値に寄せて始まるか、またはザラバでは下押しとなるも日経平均が27,840円を超えて大引けとなった場合は、自律反発が始まった可能性が高いと思われる。
日経先物1時間足チャートでも、金曜ナイトはMACDがゼロラインで上値を抑えられたが、反発の勢いが下落時の勢いと同程度の強さをもっていることから、仮にMACDが低下したとしても、直近反発の半値押し水準で再浮上する可能性を感じている。
筆者想定どおりに推移するならば、日経平均は目先28,200円~28,300円を目指す自律反発に移る可能性があると見ている。(1時間足チャートの高値を結んだ上値抵抗線の位置までの反発?)
自律反発終了後は再度売られることになると見ているが、28,000円または大台割れとなっても27,840円付近での底堅さが見られるようであれば、再度28,000円から上での推移が見込まれるが、27,840円を割り込んできた場合は、金曜安値27,570円試しに向かうと見ている。
これらのことから、今週の日経平均の予想レンジは上値目処28,200円~28,300円、下値目処については、27,500円~27,600円と予想している。
なお、今回の調整局面についても、先週に何度か記したとおり、DAX指数が高値切り下げを継続し、日経平均に先んじて5日線と25日線のデットクロスを示現するなど、日経平均の先行指標となっており注目される。(DAXは日経平均に比べてノイズが少ない?ため、足元の需給に対して素直に動くと見ている)
今後の日経平均については、おそらく今週前半に短期的な安値をつけた後、早期の自律反発となれば上述のとおり28,200円~28,300円までの回復が期待できるが、週初にもたつくようであれば28,000円の心理的節目で上値を抑えられると見ている。
最良のシナリオとなって28,200円~28,300円を回復した場合にあっても、下図・240分足チャートに見るとおり、直近上値を結んだ上値抵抗線に頭を抑えられると見ている。
なお、今回の調整局面の日柄については、昨日アップしたダウ平均週間予想に記したように、ダウ平均については2/10付近で反転の動きを明確にすると見ている。
東京市場についても、2/11が休場、2月SQが2/12、また2月第2週に決算発表が山場を超える重要日柄が集中していることから、休場明け&SQ通過の2/12(金)~翌週初2/16(火)付近での調整明けが意識されると予想している。
調整明け後は、再度29,000円乗せに向かう上昇が始まり、途中、上下動を挟みながらも6月SQに向けて31,500円~32,000円を目指すと見ている。