2021-01-30

今後のダウ平均の予想(1/30)

昨夜のダウ平均は-620ドルの大幅安となり、ボリンジャーバンド-2σに達した。

ダウ平均の終値は28,982ドルと30,000ドルを割り込んでの大引けとなった。

もっとも、-2σ達成の可能性は1/28の記事にて予想しており、目先的には下げ渋る水準に達したと見られ、30,000ドルの心理的節目も足元の割れ方は許容範囲と見ている。


また、ダウ平均の日足チャート(移動平均線)では、かねてより30,000ドル割れ水準を節目の一つとして表記しており、1/22高値からの日柄面からもいったん下げ止まりから自律反発に移るタイミングが近いと見ている。

MACDも直近+250から低下しており、足元は-220程度まで達していることから、この下落の勢いがあと一息でいったん反発に向かう可能性を示唆している。 

ダウ平均のRSI(9)についても、金曜終値で30.93%、仮に月曜が同値であっても27.07%、火曜には16.71%の売られすぎに達することからも自律反発のタイミングが近づいていると見ている。


ただ、高値からの下落スピードが速いため、需給に乱れが生じていると見ており、チャートに黒い破線で囲んだ9/3高値からの調整と同じく、二段下げとなる可能性が高いと見ている。

ダウ単体で見れば、一段安後に上昇復帰することもあり得るチャートであるが、ナスダック総合指数は足元ではボリンジャーバント・基準線までの下落にとどまり、なお下落余地を残していると見られることから、ダウ平均はナスダックの連れ安となりやすいと予想している。


したがって、ダウ平均は、目先的には足元の30,000ドル~11/12安値の28,900ドル付近で下げ止まると見ており(この価格帯では接近する75日線もサポートになりやすい)、自律反発に移る可能性があると予想している。

ただ、上述のとおり、9/3高値からの調整と同じく二段下げとなる可能性があり、MACDの戻りもゼロライン付近にとどまる可能性があり、その後は再下落に向かい、75日線割れの達成感を以て(チャートには表記していないが200日線サポートにより)、反転に向かうシナリオを想定している。

日柄的には9/3下落始点~9/24反転の日柄を当てはめ、1/21下落始点~2/10前後が見込まれる。

なお、日経平均の予想については整理中のため、明日のアップを予定している。

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