2021-01-29

今後の日経平均予想(1/29)

◎相場概況

日経平均  27663.39 -534.03
TOPIX     1808.78 -30.07
出来高    15.7億株 
売買代金  3.23兆円 

  
・RSI (9) 日経平均 37.88 *
      TOPIX    33.95 *
・RSI(14) 日経平均 43.01
      TOPIX    35.62 *


・騰落レシオ   105.93


・裁定取引株数
 (2営業日前・単位:百万株)
      売り476-買い165


◎先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 

・先物手口の集計・考察
 
注目のゴールドマンは-1,965枚の売り越しとなっているが、日経平均の下げ幅相応の手口であると見ている。

Cスイスは-836枚の売り越しと、ゴールドマン同様に相場追従型の売りと見られる。

なお、ゴールドマン・Cスイスともに日経平均が28,500円に乗せた前日夜間では売り買い交錯による小口の商い、本日日中が売りとなっており、売り崩しを企図したものではないと推測している。



注目すべきは、本日日中のソシエテの2,433枚の買い越しである。昨日の大幅下落においても大口の押し目買いを入れており、買い建玉は10万枚に迫っている。(経験測上の標準的なピークは12万枚)

ただ、本日は先物ラージ買い・ミニ売りを繰り出しており、総悲観は楽観に変わる可能性がある。

野村は本日の下落で買戻しを入れている。



・ABNアムロのオプション手口の集計・考察

コール28500売りは相場追従と思われるが、28375以下のコールには小口ながら買いを入れており、プットもショートが目立っている。




◎日米市場の現況と今後の予想

本日の日経平均は、昨夜の日経平均先物が27,810円安値をつけた後、28,520円高値をつけ、28,440円でのタイムアウトとなった。

ただ、本日の朝は先物が売りに押されて28,300円付近で寄りつき、その後はジリ安となり、午後からは28,000円を割り込んだことにより、リスク回避の売りが加わり-534円安・27,663円まで売り込まれての大引けとなった。

昨夜の時間外高値からの下落の動きは、昨夜記した『目先の下値目途は27,800円~28,000円』『テクニカルリバウンドの目途は28,400円~28,500円』の予想どおりの展開となった。

ただ、反落後も「しばらくは28,100円~28,600円でのもみ合いが続く」と予想したが、こちらは的中させることはできなかった。

---

まずは、ダウ平均及びナスダック総合指数・ボリンジャーバンドを見ていく。


ダウ先物ボリンジャーバンドでは、-1σで切り返したものの基準線で押し戻されることとなった。

ダウ先物にて-2σ近くまで接近していたため、押し目買いが入ったと見られる。

今夜以降、-1σ・30,344ドル付近での底堅さがみられるかどうかに着目している。


ナスダックは下げても基準線までか?

---

本日の日経平均については大きく下げてものの、昨日記した内容と同じくバリュー株の多くが25日線で底堅く推移しており、(日経先物の昨夜の高値からの下げは約1,000円ときついものの)下落幅ほどの悲壮感は感じない。
 

また、冒頭の相場概況に記したとおり、RSI(9)(14)ともに売られ過ぎ圏となる30%に近づいており、もしかすると、本日の安値が目先の安値となった可能性はあると感じる。

なお、1月の上昇始点からの半値押しは先物が昨日達成、現物では本日達成していることも目先の安値となった可能性がある。

来週以降、半値押し水準を下回った場合は3分の2押しの27,560円付近が次の下値目途(27,560円の次の下値目途は27,000円)として意識されることになるが、先物手口にてソシエテの買いが積まれていることに加え、海外勢の先物売り手口が目立ってないことから、案外、軽傷・短期間で戻していく可能性も考慮したいところであると見ている。

※19:10追記
10/30を上昇始点と捉えた場合、27,000円が3分の1押し、半値押しが26,000円となるが、現況ではそのイメージが沸かないのだが…。

スポンサーリンク