2024-03-17

短期及び中期の日経平均予想(3/17)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        




先週月曜・3/11の日経平均は寄り付きギャップダウンとなり800円余の急落、25日線近くまで下げた後、陰線引けながらも下ヒゲで切り返した日であった。

この日、筆者は「3月第1週の週間先物手口考察及び今後の日経平均予想」をアップし、次のとおり記した。

>本日の日足ローソク足は下ヒゲ陽線となっており、反転サインの1つをクリアしている

>ただ、値ごろ的には良いところまで下げているものの、雰囲気的には自立反発の域を出ていない

翌・火曜はいったん25日線を下抜けたが陽線で切り返し、その勢いのまま切り返すかに見えたが、下降中の5日線に頭を抑えられ日足ベースの三角保ち合いにとどまった週であった。

また、筆者は前日・3/10にアップした「今後の日経平均予想」に記したとおり、

・日経平均はもみ合い
・TOPIXは「下値を切り上げるジリ高基調」

となっており、こちらも予想どおりの動きとなっている。

いよいよ今週は日米の政策金融会合が開催されることから市場は固唾を呑んで結果を見守っているところであるが、筆者想定としては、いずれもそれなりのファーストインパクトはあるものの、市場予測の範囲内であり織り込み済となり、持続的な動きには発展していかないと見ている。

したがって、直近の日経平均・TOPIXの動きは自立反発の範囲内であるとの感触を維持しており、仮に日米の政策金融会合を好感して反発継続となったとしても再度押し戻される展開になると想定している。

なお、日経平均・日足ストキャスティックスは売られ過ぎ圏入りとなっており、RSI(9)も11%と売られ過ぎ圏となっており、直近の下げ渋りを正当化している。

ただ、日経平均・騰落レシオは100%前後と中立、TOPIXのRSI(9)は木曜に30%まで低下したものの金曜は35%まで上昇して週を終えており、売られ過ぎ圏手前で折り返しており、本格的な反発にはもう一段の下落が必要と見ている。


このように日経平均・TOPIXについては日足ベースでの反転期入りと見ることができるものの、米主要3指数のストキャスティックスについては下降中ながらも未だ売られ過ぎ圏まで達していないも、再度の売られ過ぎ圏入りのダメ押しがあってもおかしくないと見ている理由である。

なお、週足ストキャスティックスやRSI(14)は未だ買われ過ぎ圏にとどまっている。

仮に、これが上昇初動または中間期であるなら週足については天井圏張り付きとなる想定もあり得るが、日経平均は年初来で約7,000円の上昇を果たした後の2,000円余の下落局面となっていることから週足ベースの調整に入ったと見るのが妥当と思われる。

また、3月・期末は決算を前にした持ち合い解消売りが出やすく、配当・優待権利取りまでは資金流入が期待できるが、その後は買いの動機が乏しいことから、直近の下落幅に対する自立反発後は需給妙味が薄れ再度弱含むと見ている。

したがって、今週の日経平均予想レンジは高値目処39,200円~39,500円、下値目処は38,300円~38,500円と予想している。

なお、来週の配当権利落ち後は注意を要すると見ており、4月相場は37,200円~37,500円安値を警戒すべきと見ている。

ただ、このあたりの安値を経過すれば急反発後に38,500円~39,500円のレンジで日柄調整に移ると予想している。
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