2024-11-03

今週及び今後の日経平均予想(11/3)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        




今後の日経平均については、10/31(木)夕刻にアップした「目先及び今後の日経平均予想」にて次のとおり記した。

>昨夜のダウ平均については25日線で頭を抑えられての下落であるだけに次の節目は13週線・41,600ドル(昨夜の終値に対し約550ドル安)までの下落余地を残している
10/31(木)のダウ平均はザラバ安値・41,704ドルまで下落した後に41,763ドルで引け、翌11/1(金)にはギャップアップスタートから陽線引けとなっており、筆者予想どおり13週線・41,600ドルが節目価格となった。

また、日経平均については次のとおり記した。

>今夜のダウ平均が大幅安となった場合には明日の日経平均は来週月曜の休場が重なることから狼狽売りが入り、ダウの下落幅や為替に応じて38,000円~38,500円程度まで下落する可能性がある

この予想どおり、11/1(金)の日経平均は一時38,000円を割ったものの、終値は38,053円と筆者予想のレンジ下限で下げ止まった。
週末のダウ平均は冒頭に記したとおり切り返して引けており、日経平均先物も金曜終値の550円高・38,600円の大幅高で返ってきており、(月曜のダウはもみ合いまたは続伸と予想しており)筆者予想の「火曜から始まる休場明けの日経平均はギャップアップスタートとなる可能性があることを念頭に置きたい」の可能性が高まっている。

なお、雇用統計は筆者予想の強い結果とはならず、コンセンサスを下回るネガティブサプライズとなった。
ただ、事後の報道で下振れについては「ハリケーンとストによる影響」の異常値と解説されている。また、平均時給や失業率は前回から変化はなく、米国の労働市場は引き続き堅調に推移していると見ている。
(ハリケーンとストによる影響がどの程度影響したのかは不明であるが、FRBにとっては11月金利引き下げの恰好の理由になった)

さて、今後の日経平均については米大統領選の結果によっては波乱の可能性が生じるとの指摘があるものの、筆者予想としてはどちらの候補が当選したとしても市場は淡々と受け入れ、チャートが示す方向(直近の需給)に従う動きとなる可能性が高いと見ている。
※開票結果確定までに時間を要することになった場合には他のシナリオとなるが・・・
その根拠としては、米主要3指数の日足ストキャは3指数ともに売られ過ぎ圏入りしているため、短期的には反発が続くと見ている。
日経平均の日足ストキャは買われ過ぎ圏にあるものの、日足MACDがゼロラインの攻防にあるため、米主要3指数の反発の助けを借りてゼロラインを守り切る(上方向に向かう)可能性が高いと予想している。
これらのことから、当面の日経平均予想レンジは38,000円~39,400円と見ており、39,000円までは早いと予想している。
なお、日経平均40,000円についてはやや厳しく、仮にいったん乗せたとしても維持するのは難しいかもしれないと見ている。
足元の決算発表が思いのほか慎重姿勢が目立っていることから日経平均EPSが2,450円付近まで低下しており、やはり3Q~4Qを見定める必要があるのでは?と見ており、外部環境次第では52週線・37,500円付近までの下押しがあるかもしれない。
ただし、国民民主党の基礎控除引き上げが主張どおり実現するならば、かなり強い相場に変わる可能性があるものの、社会保険料や扶養控除の問題もあって小幅引き上げにとどまるだろう。
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