2024-11-07

今後の日経平均予想(11/7)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        




本日の日経平均は、米国からは40,060円で返ってきたものの、東京市場では40,000円超を嫌う勢力の売りにより39,884円で寄りついた。

その後は、先物売りに加え、当面の利益を確保する売りが重なりザラバ安値39,020円と800円を超える急落となった。

本日の日経平均終値は-99円安・39,381円とザラバ高値から約500円安。

日経平均・40,000円といった象徴的な節目価格には明日の先物・オプションSQを始め、様々な金融商品のトリガー価格になっており、改めて売り圧力の高さを見せつけられた。

このような重要な節目価格は、ザラバで上抜くことが難しい一方、ギャップアップで乗り越えた場合には売り方の降参買い(ショートカバー)が入りやすく、値幅を伴った上昇となりやすい。

なお、本日の個別株動向は、日銀の金利引き上げ観測から銀行株が買われたほか、昨日に下方修正・減配を発表したJFEや直近の日経平均の上昇の恩恵を受けていなかった鉄鋼株に買いが入るなど循環物色が現れており、市場の雰囲気は悪くはない。

米国株は、昨夜の大幅な記録的続伸の余熱から今晩のFOMC通過後も材料出尽くしとはならず、引き続き買われるか、もみ合う展開を予想しているが、日経平均については40,000円での強い売り警戒感を見た後だけに、SQ通過後も腰の入った買いは期待しづらく、また決算を見極めたい思惑から(指数については)上値重く推移すると見ている。

なお、来週の米主要3指数については大統領選やFOMCといった大型イベント通過により、利益確定売りが出やすい(日足ストキャも買われ過ぎ圏入りに上昇)と見ており、昨日記したとおり、騰勢が増すのは小休止を挟んでからと予想している。




                           


                                        

                                     




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※追記11/8(金)16:58

日経平均の短期予想について、昨日・11/7(木)に上記・本文にて次のとおり記した。

>日経平均については(中略)SQ通過後も腰の入った買いは期待しづらく、また決算を見極めたい思惑から上値重く推移すると見ている

実際に本日の日経平均は420円高・39,818円で寄りついた後、ズルズルと売りに押され、一時はザラバ高値から-441円安い39,377円(前日終値近辺)まで売られる筆者予想どおり上値の重い展開となった。

本日の日経平均終値は、118円高・38,500円。

なお、昨夜の米国市場については、S&P500・ナスダック総合指数が上昇し、米主要3指数の日足ストキャが揃って買われ過ぎ圏入りとなった。

今夜の米主要3指数については、直近上昇の熱気が残っていることから下げずらい可能性があるものの、来週は大統領選やFOMCといった重要イベント通過の出尽くし感からの反落を警戒している。

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