※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。
また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。
先週火曜・12/3にアップした「相場雑感及び今後の日経平均予想(12/3)」にて、当面の日経平均予想レンジを下記のとおり記した。
>下値目処・38,800円~39,000円、上値目処・39,400円~39,600円
記事をアップした翌日の日経平均は、39,062円のザラバ安値(下値目処上限の39,000円)をつけた後、反発に転じ、12/5(木)にザラバ高値・39,632円と上値目処上限の39,600円に到達する筆者予想どおりの展開となった。
ただ、4営業日で1,400円の上昇となっただけに、翌12/6(金)は、雇用統計への警戒もかさなりザラバ安値・38,940円の急反落となった。
しかしながら、このザラバ安値についても筆者予想下値目処・38,800円~39,000円の範囲内に収まっており、筆者予想の範囲内であり、「2日新甫は荒れる」の相場格言どおり目まぐるしい1週間となった。
さて、今週の日経平均予想の前に米主要3指数の動きを見てみよう。
筆者集計による同指数のRSI(9)は下記のとおり、ダウ平均が直近2営業日の反落により、ほぼ中立圏まで戻っているのに対し、S&P500・ナスダック総合指数は80%台と買われ過ぎ圏の入口にあり、RSI(9)については買われ過ぎ圏入りとなっている。
また、日足チャートにおいても、ダウの日足ストキャが50%程度まで反落しているのに対し、S&P500・ナスダック総合指数は天井圏での張り付きとなっており、同週足については3指数ともに買われ過ぎ圏入りとなっている。
これらの状態から今週以降の米主要3指数の動きを予想するなら、目先はダウの反発、S&P500・ナスダックの反落ないしもみ合いが妥当と見ている。
ただし、週初については3指数揃って反落の可能性があるが、週央以降は来週のFOMCでの利下げ見通しが3指数の上昇を支援すると見ている。
なお、日経平均については、週末の雇用統計が筆者想定ほど強気の数字が出ず、失業率も高止まりとなり為替に大きな変動が出なかったことから、直近の需給に従った動きになると見ているが、週末MSQへの思惑によって引き続き値荒い動きになる可能性がある。
具体的には、11月SQ値の39,901を狙う動きが出るものと見ており、週初はもたつくものの週末が近づくにつれ、39,900円に向けた買い仕掛けにより40,000円に接近してもおかしくないと見ている。
一方、買い仕掛けが不発となった場合には、週末は39,000円を割れる展開になると見ている。
これらのことから今週の日経平均予想レンジは、39,000円~39,600円を基本としつつも、SQの仕掛け次第では38,600円~39,900円に拡大すると予想している。