2025-03-11

3月第1週の週間先物手口 集計結果及び今後の予想 (3/11)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        



昨日公表のあった先週末・3/3時点の「取引参加者別建玉残高」を元に筆者が集計した3月第1週(3/3~7)の週間先物手口は下表のとおりとなっている。


買い方上位のバークレイズ、メリルリンチが大きく売り越しているとともに、売り筆頭のみずほが-12,793枚を売り越しており、リスクオフムードが高まっている。

取引参加者別週間先物手口及び建玉残高
買い方上位
売り筆頭
週間手口ABNクリアリン証券JPモルガン証券モルガンMUFG証券バークレイズ証券BNPパリバ証券
みずほ証券
3月3日日経225-3,4771,113-4869031,0387
TOPIX-1,3637,496-3,324-19,256-347-12,800
3月7日-4,8408,609-3,810-18,353691-12,793
建玉残高
TOTAL-19215,99533,8915,947-13,454-54,077
日経225-364974-7,450-3,2356,337-18,215
TOPIX17215,02141,3419,182-19,791-35,862
日経225先物>
2025年03月限月-8,628611-5,0829,4172,866-24,222
2025年06月限月4,403-379-5509732,5603,460
3/7
日経225mini>
2025年03月限月61,156-1,969-14,179-136,0817,11325,471
2025年04月限月-22,5489,389-4,000-1712,0000
TOPIX先物>
2025年03月限月-17521,64844,76613,725-16,366-35,157
2025年06月限月347-6,627-3,425-4,543-3,425-705


UBSが15,290枚の押し目買い。

売り方上位
買い方上位
週間手口ゴールドマン証券ソシエテG証券メリルリンチ日本証券ドイツ証券
UBS証券
3月3日日経225-343-1,821-217-61-1,306
TOPIX5,027900-8,7821,28718,229
3月7日4,684-921-8,9991,22616,923
建玉残高
TOTAL-38,0184,17247,00472515,290
日経225-17,136-7684,275-8845,474
TOPIX-20,8824,94042,7291,6099,816
<日経225先物>
2025年03月限月-15,1127264,010-1,6076,264
2025年06月限月-3,497-5,632-2,173750-640
3/7
<日経225mini>
2025年03月限月-16,2528,14624,380-2870
2025年04月限月30,98633,235014-1,500
<TOPIX先物>
2025年03月限月-21,1084,83842,6431,617-4,559
2025年06月限月22610286-814,375


国内系SBIが利益確定の買い戻しとなっているものの、SMBCは売り乗せとなっており、恒例の持ち合い解消等の期末売りか?

週間手口野村証券大和証券SMBC日興証券楽天証券
SBI証券
3月3日日経2253,707529378-268-117
TOPIX-1,0461,034-1,666-3782,014
3月7日2,6611,563-1,288-6461,897
建玉残高
TOTAL20,201-2,159-7,4761,143-6,602
日経22533,2896,0825,7101,521832
TOPIX-13,088-8,241-13,186-378-7,434
日経225先物>
2025年03月限月30,2115,4026,089651-221
2025年06月限月3,233180-37998-120
3/7
日経225mini>
2025年03月限月-1,5545,00207,27110,772
2025年04月限月000452955
TOPIX先物>
2025年03月限月-19,612-7,951-13,1860-7,434
2025年06月限月6,524-2900-3780

先週金曜・3/7にアップした「今後の日経平均予想」にて以下のとおり記した。

>ダウ平均はあと1,000ドルを残していることから、ダウの下落余地を考慮した場合、日経平均についても、ここから-1,000円の下落余地がある

本日・3/11の日経平均は一時-1,000円を超える下落となり、筆者予想どおりの展開となった。

本日の下落にて、価格的には売り一巡の感がある。また、本日発表の裁定残高(2日遅れ・株数ベース)は倍率7.53まで低下しており、昨日・本日で、さらに買い長は解消されたと思われる。

ただ、週末MSQの思惑や足元の需給悪化により、目先はボラティリティの高まりや米国株の展開次第では、二番底形成に向かう可能性を捨てきれない。

また、前回記したように、この悪需給は4月まで続く可能性(本日の安値を割るかどうかの予測は難しい)を警戒すべきと見ている。

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