2025-08-05

7月第5週の週間先物手口の集計結果及び今後の予想 (8/5)



※ かねて記していた事由により、2022年より8月より完全随時更新(不定期更新)とさせていただいています。更新予定は概ね1~3か月に数回程度になると思います。


また、随時更新のため、筆者相場予想の変更をタイムリーにお伝えできないことがあります。ご了承願います。


                                        





昨日公表のあった先週末・8/1時点の「取引参加者別建玉残高」を元に筆者が集計した7月第5週(7/28~8/1)の週間先物手口は下表のとおりとなっている。
なお、7月第1週は週間で日経平均が1,300円超の大幅高となった週である。

買い筆頭のJPモルガンが-5,724枚の大口売り越し、買い方のバークレイズも-6,456枚の大口売り越しとなっている一方、先週売り越したみずほは小口ながら1,143枚の買い越しとなっている。

取引参加者別週間先物手口及び建玉残高
買い方上位
売り方上位
週間手口ABNクリアリン証券JPモルガン証券モルガンMUFG証券バークレイズ証券BNPパリバ証券
みずほ証券
7月28日日経225793-805-559-3,337-893106
TOPIX1,173-4,9191,436-3,1192,2821,037
8月1日1,966-5,724877-6,4561,3891,143
建玉残高
TOTAL-1,09336,68731,04515,083-12,386-18,131
日経2252701,029-8388,548-1,257-8,964
TOPIX-1,36235,65831,8836,535-11,129-9,167
日経225先物>
2025年09月限月10,190-7,5917812,171628-11,426
2025年12月限月-3,7536,986278456-3,491434
8/1
日経225mini>
2025年08月限月2,207-1,999-11,9431,1065,50016,890
2025年09月限月-63,88218,3340-41,89310,5653,386
TOPIX先物>
2025年09月限月-5,60635,80131,2336,228-11,779-9,167
2025年12月限月4,244-1436503076500

売り筆頭のゴールドマンが9,187枚の弩弓の買い越しとなっており、いったん利益確定を行った模様。

売り筆頭
買い方上位
週間手口ゴールドマン証券ソシエテG証券メリルリンチ日本証券ドイツ証券
UBS証券
7月28日日経2252,037170907-2,445534
TOPIX7,150-2,657161-2,249-1,411
8月1日9,187-2,4871,068-4,694-877
建玉残高
TOTAL-49,14117,32926,1364,38012,906
日経225-5,07211,7737771,3705,075
TOPIX-44,0695,55625,3593,0107,831
日経225先物>
2025年09月限月-9463,309-4,448-6915,023
2025年12月限月-4,5064184,0012,00072
8/1
日経225mini>
2025年08月限月-2,2071,607-2,000-5-3,500
2025年09月限月6,01278,85414,2396153,295
TOPIX先物>
2025年09月限月-40,9186,15125,3593,0107,200
2025年12月限月-3,151-59500631

先週、総売りとなった国内勢は野村が引き続き売り越しとなっているものの、他の主体は小口買い戻しとなっているが腰が入った買いとはなっていない。

週間手口野村証券大和証券SMBC日興証券楽天証券
SBI証券
7月28日日経225-572-132578517699
TOPIX-1,816440-681-36-53
8月1日-2,388308-103481646
建玉残高
TOTAL-11,197185-1,808-140-5,819
日経2259,0214,0907,915-11-3,284
TOPIX-20,218-3,905-9,723-129-2,535
日経225先物>
2025年09月限月8,7043,3127,742233-1,835
2025年12月限月1,081680-98-869
8/1
日経225mini>
2025年08月限月5000-2168672
2025年09月限月-8,1369752,709-2,525-15,851
TOPIX先物>
2025年09月限月-21,918-3,905-9,7230-2,535
2025年12月限月1,70000-1290

昨日・8/4(月)の日経平均は一時-900円を超えて下落したものの、値ごろ感と思われる買い戻しが入り、下げ幅を-550円まで縮めた。

本日・8/5(火)の日経平均も、米主要3指数の買い戻しの流れを受けて258円高・40,549円の回復となった。

ただ、米雇用統計の下方修正によって疑問が投げかけられた労働市場の脆弱性を織り込むほどには下げたとは言えず、値ごろ感による売り方の買い戻しが入ったものと見ている。

今後、利下げ機運が台頭してくると思われるが、まずは実体経済の悪化懸念を織り込む順になると予想している。

したがって、目先的には急落に対する反発が続く可能性があるが、来週の決算発表のピーク前後からは季節要因である夏枯れとともに、秋に向けてダウ平均は41,000ドル~42,500ドル前後、日経平均は38,000円~39,000円程度までいったん下押す可能性があると見ている。


                                        

                                     




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※追記8/7(木)18:28

上記本文・7月第5週の週間先物手口の集計結果

>買い筆頭のJPモルガンが-5,724枚の大口売り越し、買い方のバークレイズも-6,456枚の大口売り越し
>先週売り越したみずほは小口ながら1,143枚の買い越し
>国内勢は野村が引き続き売り越しとなっているものの、他の主体は小口買い戻しとなっているが腰が入った買いとはなっていない

本日・8/7(木)公表の7月第5週の「投資主体別売買動向」では、3週連続で大幅買い越しとなっていた海外先物勢が一転売り越し(現物も売り越し)、個人現金の売りは大幅縮小。

ダウ平均は44,500ドル処の25日線を上抜くことが出来るかに注目している。

やはり日経平均の焦点は来週末明日の決算発表ピーク&8月SQか?

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