ただ、上昇率はナスダック総合指数が0.19%、ダウ平均が0.04%、S&P500が0.11%と小幅に留まり、ダウ及びS&P500は5日線回復には至らず、筆者が予想している週後半に向けての下落懸念が現実となるか注目される。
ダウの日足チャートを見るとおり、昨夜のローソク足は5日線に頭を抑えられ、実体部分がほとんどなく、上下に短いヒゲを持つ気迷いの十字足となっており、3日連続で5日線に頭を抑えられている。
仮に、今夜、5日線を上抜くことができず、下値サポート線となる26,400ドル処を下回った場合、下方向に放れる可能性がある。
ダウの9日RSIは直近ピークの88.34から62.82まで低下してきたが、S&P500が78.49と依然として高値圏にあり、5/1のFOMC後のパウエル議長の会見や週末の米雇用統計を控えた手控えムードから利益確定売りに押される可能性もあると見ている。
また、昨夜のナスダック総合指数は小幅に高値更新したが、出来高は1,696,094千枚と活況時の2,000,000千株~2,500,000千株と比べて明らかに細っており、利益確定売りが出やすい状態と見ている。
加えて、一昨日の1-3月期国内総生産(GDP)速報値が市場予想を上回ったことや昨日の3月米個人消費の上振れにより、米10年国債が1.04%上昇していることから、明後日のFOMC声明はハト派寄りにはならないとの観測も出てきており、主要3指数の上値を抑える要因になる可能性があると思われる。
この場合、ダウ平均は目先、直近の窓埋め26,162ドル安値の可能性がある。
ただ、今夜のダウ平均が金利上昇にもかかわらず堅調または様子見推移となるか、下押しても26,400ドルを下回ることなく推移した場合は、想定していた以上に底堅いことが見て取れ、週末の米雇用統計発表待ちとなり、下値は直近の下値サポート線の26,400ドル、上は昨夜の高値である26,600ドルで推移する可能性が生じる。

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