全輸入品への関税拡大発言が日経平均を押し下げた形となるが、これは先週末の段階で想定されていたことであり、個人的には今朝のギャップダウンはナイトセッションでの急反発に対する調整がオーバーシュートした動きと見ている。
目先は、昨日記した今週の予想のとおり「急騰型ではなく、もみ合いながらも週を通して上昇する堅調型で推移する可能性が高い」の見通しを維持している。(詳細は後述)
先物・オプション動向
本日、先週末段階の参加者別残高(オプションは21.125円~21,625円)が公表され、ABNのオプション残高として大口のロングコール残高とショートプット残高が確認された。
確認されたロングプットの残高は21,500円が1,303枚、ショートプットの残高が同じく21,500円が-1,675枚である。
これら残高に本日の手口を反映したのが左表となる。
ロングプット20500を994枚建てているものの、21,500円のロングコールとショートプットと上方向に二階建てを組んでおり、オプションについてはコール優勢となっている。
先物については2,297枚とやや多めに売り越しているが、オプションの買いが上回っている。
GSは先物を994枚売り越し、建玉を10.410枚売り越しに広げてきたが相場追随の範囲内であり、売りに傾いているようには見えない。
Cスイスは先物を383枚買い越し、建玉2,196売り越しと様子見である。
まとめ
昨日の記事にて、75日線・21,378円を明確に下回った場合には明晩のダウ平均待ちとなる」と記したとおり、今夜のダウの動きに注目している。
19:30現在、ダウ先物は東京市場や欧州市場の下落を受けて-280ドル安、25,662ドルと弱く推移しているが、先週の木曜・金曜の両日に渡り25,500ドル割れで長い下ヒゲを示現していることから、取引時間に入ってさらに下落したとしても、25,600ドル~25,500ドルでは底堅く推移すると見ている。
また、本日、日経平均は続落したものの高値で寄った後の急落ではなく、ギャップダウンであり、日足チャートでは日経平均・TOPIXともに下放れの十字足を示現していることから、仮にダウが足元の価格から戻りを見せ、小幅安か下げたとしても-100ドル安程度に収まれば、明日の日経平均はギャップアップで始まり底打ちサインとなる「明けの明星」を示現する可能性がある。
想定どおり反転に向かえば、少なくとも週内は戻りを試すと見ており、今夜のダウの動きから日経平均の「明けの明星」が確信できれば寄りから買いで入り、不明確な場合は引け近くの判断で打診買いが相当と考えている。
なお、仮にダウが-200ドル安を超えて下落したとしても、日経平均の明日の9日RSIは一桁台まで低下することや、3月の下落局面では21,000円割れが下値サポートとなっていることから、21,000円割れ達成での下ヒゲとなる可能性もあると見ている。
※21:30追記
中国の報復関税発表により、ダウ先物が-450ドル安超えて下落しており、一般的に見て今夜のダウの大幅な戻りは難しく感じる。 上述の日経平均のサポートラインは20,911円となり、現実的は±50円の20,850円~20,950円が見込まれる。 米中関連ではこれでネタ切れと推測されることから、今週にあってはこのラインでは下げ止まると見ているが、仮に明日以降の日経平均がここで下げ止まらない場合は、残念ながら半値押しの20,650円~2/8安値の20,315円が下値メドと見なければならない。
※22:40追記
米国市場の寄り付き、日経先物はサポートライン20,900円処で下げ止まっている。ここで止まることができればナイト21,000円引けで、明日の日経平均は先物安値20,900円顔合わせ下ヒゲとなる可能性がある。
※23:15追記
22,810円安値。リスク許容度によりますが、ここからは打診買いレベル?
※23:50追記
明日14:00発表の4月景気ウォッチャー調査(別名・街角景気指数)は、調査時期が日経平均22,200円超、新元号決定でマスコミが盛り上がっていた時期だけに良好な結果が想定されるが、逆に市場予想を下回るようだと深刻になる。
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