寄り付きから不可解な急落があったが、現物買いを思わせる小刻みな買いにより徐々に値をが下げ、14時過ぎからは売りで入った投資家の買い戻しと思われる買いによって三桁の上昇を維持した。
時間外に入り、日経平均先物は19:28に20,965円のまで下げている。(後述)
先物・オプション動向
ABNのオプションは本日もコールにロング(買い)手口が目立っている。
大口ではコール21500を昨日に続き707枚買い越しているほか、少ないながらも全般的にコールを買い越している。
一方、プットの手口は全般的に少量で、唯一、ロングプット20500の479枚が目立つ程度である。
コールとプットの大口建玉のロング比較ではコールが22,000円、21,500円が各1,000枚のロング(買い越し)、プットでは21,000円と20,500円を各1,000枚のロング(買い越し)とバランスは釣り合っているが、プットでは21,260円を974枚ショート(売り越し)ていることから、上有利に見える。
ABNの先物については-1,501枚売り越しているが、オプションでのロングコール優勢の手口とのバランスを取っているようである。
GSは先物を1,193枚買い越し、建玉を-6,483枚売り越しに縮小しており、3日連続のショート縮小となっている点は注目である。
Cスイスは先物を2,604枚売り越し、建玉-4,085枚売り越しと、ややショートに傾いているが、枚数的にはまだどちらの方向にも動き得る。
野村證券は先物を1,622枚買い越し、建玉を102,259枚にやや縮小している。
まとめ
冒頭に記した朝の急落がやや気になった。
具体的には、日経先物のナイト終値は21,155円であったが、8:45の先物寄り付きが近づくにつれ気配値がスルスルと降下し、寄り付きは21,120円とナイト比35円安で寄りつき、その後も売り止まずナイト比で200円急落し、21,955円の安値をつけた。
これだけの急落を演じた背景には何者かの意図した売りと思われるが、その後は21,180円まで約220円上昇しナイトの終値を上回ったことから、20,750円安値からの急激な400円を超える上昇の利益確定売りと見るのが妥当と思われる。
また、今夕、ナイトの寄りが70円ギャップで始まり、19:40には20,975円まで約200円下落した背景にはロイターが「米政府、イラク駐在の一部政府職員に退避命令」と伝えたことから、地政学リスクを嫌気した売りと見ており、朝の急落との直接的な関連はないと見ている。
現在、中東はラマダン中であり、さすがのトランプ大統領もラマダン中の交戦はないか、あるにしても何回かの警告の後と見ることや、待避の対象は「一部職員」であることから、あくまで警告の第一弾であり、今夜の市場については、この一方により織り込みと考える。
テクニカル的にも、20:00現在においては、本日午前の安値とダブルボトムを形成してお
り、このまま午前の下値を割り込むことなく反発に向かうと見ているが、今夜の上値はギャップの22,100円または高値の22,180円が限度と見ている。
また、今後、折りに触れて中東情勢が材料視される展開になることが想定され、上値を買い進みにくい雰囲気が醸成される要因になりやすい点に注意したい。
なお、可能性は少ないとは思うが、ダウの動き次第では今夜ダブルボトムを破られる想定も念のため頭の片隅に置いておきたい。
※21:15追記
欧州時間では中東情勢がかなり意識されている様子。日経先物のダブルボトムは微妙となってきたが、ドル円はかろうじてダブルボトムを維持している。 米国時間での推移次第だが、今夜の日経先物は戻っても21,050円~21,100円か? 仮に明日の東京市場が21,000円割れから始まった場合は、先物・オプション勢の売りが来るかもしれない点に注意。
※21:35追記
米小売売上高が悪化。ダウが持ちこたえるかが焦点に。
※22:05追記
現時刻のダウ先物は-115ドル安。書き忘れていたが、昨日、ダウは200日線を103ドル上回った。よって、今夜-100ドル安は200日線上のもみ合いとなりサポートされる可能性がある。
※22:40追記
ちなみにダウ200線割れは3ヶ月半ぶりのため、一度目はサポートされると見ている。
※23:15追記
"トランプ米大統領は自動車輸入に対する関税発動を延期する計画" ←これでダウ200線回復。日経平均はファーストリテの逆日歩解消までは上と見ている。
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