2019-05-16

日経平均もみ合い上放れか?(5/16)

昨夜のダウ平均については、筆者追記のとおり200日線が下値サポートとなり115ドル高、25,648ドルで引けた。

大引け値は5日線に抑えられた形で止まっている。(後述)

なお、反発のきっかけとなった「自動車輸入関税発動を延期」は既に5/9に観測報としてロイターが伝えている二番煎じの事実報であるが、それでもこれだけ大きく反発するということは、買い戻しのきっかけを待っていた投資家が多いということだろう。

CME日経平均はダウの反発を受けて高く引けたものの、本日の日経平均は、米国がファーウェイ製品の事実上の排除措置を発表したことや、昨晩の安値からの上昇が急であったことも影響し、日経平均(先物)は利益確定売りに押され、大引けは-124円安、21,062円と三桁の下落で引けた。

先物・オプション動向
ABNのオプション手口を毎日お伝えしており、ここのところ、コールにロング(買い)手口が目立っていたが、本日は群を抜いてロングコールが目立っている。


全般的に枚数は多くないものの、コールの手口の中でショートに振ってきたのは、21,750円の-155枚売り越し、21,0000円の-72枚の2権利行使価格のみとなっており、他の手口は全てロング(買い越し)となっている。

一方、プットにあっても、ショート(売り越し)手口が多く、ABNの大口投資家は昨日の夜間取引及び本日の日中取引の安値で買いを仕込んでいたように見える。

ABNの先物は1,770枚買い越しとオプション同様に買いが目立っている。建玉は-6,097枚売り越しである。

なお、内訳を見ると売り買いともに厚いことに加えて、昨夜の夜間の取引量が日中よりも多く、先物を振り回した自作自演の急落・急騰とも見える。

素のデータは以下のとおりである。(興味のある方は拡大してご覧いただきたい)
GSは先物を1,418枚買い越し、建玉を-5,065枚売り越しに縮小しており、4日連続のショート縮小となっている点は注目である。

Cスイスは先物を-760枚売り越し、建玉-4,789枚売り越しと、ややショートに傾いているが、枚数的にはまだどちらの方向にも動き得る。

野村證券は先物を554枚買い越し、建玉は100,249枚売り越しと前日から大きな変化はない。

まとめ
ダウは上述のとおり200日線に下値をサポートされて折り返してきており、5日線超えにリーチがかかっている。


20:00現在のダウ先物は110ドル高・25,758ドルであり、取引開始時刻までこのまま推移できれば5日線・25,653ドルをギャップアップで超え、そのまま5日線を超えて引けることが期待できる。

筆者予想としては、オシレーター系指標の低下を背景に、近日中に75日線・25,900ドル(あと250ドル)に到達し、次に26,000ドルを達成すると見ている。

日経平均についても騰落レシオが73%、9日RSIが一桁台と下練りが続いていることから、ダウ平均と歩調を合わせ、75日線・21,400円~節目の21,480円までの上昇があると見ている。

テクニカル的には75日線が上向きを維持しており、売り方が相場を崩そうにもオシレーター系指標が売られすぎレベルまで低下している現状では値幅が取れず、いったん上に振る必要があると見るからである。

また、本日の空売り比率は48.8%と50%に迫る高率となっていることも、ダウがこのまま堅調に推移した場合、週末の東京市場が買い戻し優勢になりやすい要因となる。

本日の日経平均の下落にもかかわらず売り長のファーストリテは10円高と堅調に推移していることにも、買い戻し需要の高さを感じる。

なお、日経先物のナイトセッションは20:00現在21,200円に位置しており、この価格は昨日、一昨日に跳ね返された上値抵抗の節目となっていることから、ナイトで、この価格帯を超えて引けることができれば、明日の日経平均の思わぬ上昇も期待できる。

ちなみに、週足26週線が21,199円処に位置しており、現状の週足は下ヒゲながら26週線に頭を抑えられる形の陰線を形成していることから、21,200円を超えた陽線で今週を終えることができるかどうかが明日の焦点となる。
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