本日の日経平均は前日比プラスまで回復する場面はあったが、ダウが75日線を回復していない中での上昇は難しく-53円安・21,272円で引けた。
5日線・21,215円を約60円上回っており、引き続き自律反発が継続すると見ている。
先物・オプション動向
本日のABNのオプション手口は、コール売り・プット売り。
特にコールについては、かなり広範な利益確定売りを出している。プット売りについては、コールほどの規模ではなく、コール売りに対応したポジション調整に思える。
建玉からは、引き続き21,500円に2,000枚超のコールオプションと同じく2,000近いショートプットを建てており、21,250円にも1,000枚のショートプットを建てており、上目線を感じる。
なお、ナイトセッションではプットオプション売りの比重が高く、先物売りによって価格が上昇したプットを空売りしたと推測する。
この推測が正しいとするなら、ABNの大口投資家はオプションの方向性とともに上を見ていることになる。
GSは先物902枚買い越しと様子見。建玉は-3,872枚売り越しと着実に減少している。
Cスイスも先物478枚買い越し、建玉-2,607売り越しとGS同様に売り越幅を縮小している。
野村證券も先物-394枚を売り越しで、建玉は-99,938枚売り越し。枚数的に見てインパース型ETF組成に伴う売りに思える。
まとめ
昨日の日経平均の日中高値とナイトの安値の高低差は約400円。本日の日中高値は昨夜のナイト安値から約300円上昇した。
このところ、日中価格とナイトの価格や日中足の高低差が大きくボラが高まっている。
要因としては、日米ともに先物・オプションの仕掛けの仕込みや回収を目的に、強引に権利行使価格近くまで売り仕掛けや買い仕掛けを繰り出しているためと見ている。
経験則から、こういったボラの高い相場の後はどちらかの方向に大きく離れることが多い。
日本経済の内需不振や米中通商問題、中東情勢など、株価にとってマイナス材料が多く散見されるが、こういうときこそ得てして相場は逆に動くものである。
かねてから記しているファーストリテの売り長(逆日歩)は依然として続いており、貸株残高は増加の一途を辿っている。日経平均が直近高値から1,000円を超えてもなお高値横這いと貸株残高が減少しない背景には、その手の筋が介入していることが推測される。
普通に考えれば、いずれ高値で売り方が買い戻しを余儀されなくなると思うのだが・・・。
現時点での筆者のメインシナリオは75日線(本日現在21,426円)までの上昇を見込んでおり、その後は下押しを想定しているが、昨夜の先物ナイトで安値21,050円と21,000円近くから折り返したことを考えると、200日線・21,800円達成の可能性も想定しておく必要があるかも知れないと思い始めている。
また、仮に21,800円を超えて上伸した場合は、ファーストリテの買い戻しや野村證券筋が保有する6月限先物の買い戻しが活発化することも考えられ、連休前の22,200台もあり得る状況が想定される。
(動意づくとしたら、きっかけは訪日の際のトランプ大統領のリップサービスか?)
今夜のダウについては、75日線は25,932ドルに位置し、昨夜の終値から約250ドル、19:30時点のダウ先物でもあと100ドル上方であり、75日線が下向きであることを考えれば、75日線手前ではいったんの足踏みが想定され、今夜の75日線突破は難しいと思われるし、上を目指しているとしたら無理はしないだろう。
レンジとしては、昨夜の終値25,679ドル~25,850ドルでの動きになると見ている。
なお、上海総合指数が1.23%の大幅高で本日の取引を終えたことから、昨日の下ヒゲが目先の底打ちサインである可能性が高まっており、世界市場のリスクオンに向けた好材料となっている。
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