日経先物についても、一時20,810円の安値まで売られるも、ナイトの引けは20,860円。
本日の日中取引では、寄り底から上昇し、高値は21,074円。終値は-23円安・21,117円と、昨日の筆者予想 "日経平均は押し目買い?" に記した「このまま暴落するとは思っていない」のとおり暴落には至らず「押し目買い」が相当であった。
先物・オプション動向
ABNのオプション手口から、昨夜の急落と本日の急伸の舞台裏が透けて見える。
昨日の日中取引終了時点で、ABNは21,000円にロングプット1,316枚を建てていた。日経平均が21,000円以下で利益が出るプットオプションである。
本日の手口を見ると、プット21,000円を差し引き-1,175枚の売り(利益確定)を出しており、そのほとんどの1.150枚を下図とおり日中の立会外(j-net)でひっそりと売っている。
また、先物の取引手口を見ると、昨日のナイトセッションで7万枚を超える売り買いを出しており(ちなみに本日の日中取引は5万枚弱)、ナイトで売り仕掛け、朝一番の立会外でプット売りを成立されたと推測する。
これでプット21000は、昨日の買い越し1,316枚から141枚に大幅縮小している。141枚買い越しは、ほとんどドテンに等しい。
この流れは昨日の記事に記載したとおり、21,250円から下はロングプットからショートプットに転化した手口と符合しており信憑性は高い。
本日現在、20,500円と20,375円を除いてすべてショートプットでまとめており、かなりの確率でSQまでは下値はないと見ていると推測され、来週月曜の残高報告や手口でこの傾向が維持されるか注目している。
また、コール21500を435枚買い越し、ロング1,338枚と補強している点も強気に見える。
なお、先物については2,168枚を売り越し、建玉を-14,748枚売り越しに拡大しており、オプションとのバランスからヘッジをかけていると推測しているが、この先物売りがあるため、相場は乱高下する可能性がある。
GSは先物を2,396枚買い越し、建玉を買い越し1,724枚にプラ転させている点も注目である。
まとめ
本日の注目は、ABNの21,000円ロングプットのドテンに尽きる。先物を振り回しての利益獲得は毎度のことながらお見事というほかない。
テクニカル的にも、引き続き筆者の予想が正しければ、4/24の22,362円ピークからの下落は本日の安値20,922円で二番底を入れたと見ている。
昨日記したとおり、日経平均の20,922円は直近上昇幅の76.4%押し20,920円と一致しており、底入れの感触が漂うからだ。
19:30現在のダウ先物は+141ドル高・25,632ドルで推移している。
昨夜のダウは前述のとおり-198ドル安で取引を終えたが、やや戻しすぎの感があり、序盤は下値で買った投資家の利益確定売りに押される可能性があると見ていたが、このまま取引時間に入ることが出来れば、月曜休場要因からも終日買い戻し優勢で引ける可能性がある。
なお、日経平均が上昇を継続していくためには、早期に26週線21,184円、5日線21,200円を上抜くことであるが、19:30現在の日経先物は21,180円と二つの移動平均線が指呼の位置にあり、今夜の米国市場の出来によっては週明けにも達成する可能性がある。
日経平均は一進一退ながらも上値指向で進むと見ているが、トランプ大統領の来日では日米の親密ムードが醸成されるだろうことから、来週は買い方にとって良い形で週を始められると見ている。
来週の日経平均予想の詳細については、今夜の米国市場の結果を見て再度考察することとしている。

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