なお、一部報では、発表は8:30にトランプ大統領がツイートしたとの報があり、もしそれが本当であるなら、東京市場の休憩時間というストップロスやAIトレードが発動できない時間に相場を動かしてたことになり、そこまで考えてツイートしているわけではないと思われるが、せめて、時間外を含め東京市場開場中にツイートしていただきたいと願うのは筆者だけではないと思う。
場中、20.700円で底堅さを見せていたが、14:00過ぎから一気に売られ、-341円安・20,601円と安値を更新して引けた。
また、時間外に入り欧州市場が売られていることから、日経先物は現物終値比で約200円の大幅下落となっている。
個人的には本日の夜間を含む下げは目先としては行き過ぎと見ていますが、オーバーシュートは相場の常であり、予想しても実際にどこで下げ止まるかは振り返ってみなければわからないことですので、資金管理第一で相場に臨んでいきましょう。
ちなみに12/26-4/24の上昇幅に対する押しのメドは次の通りです。
- 半値押し 20,655円 ・・・ 達成済み
- 心理的節目 20,500円 ・・・ 達成済み(先物)
- 2/8安値 20,315円
- 68.2%押し 20,086円
- 心理的節目 20,000円
先物・オプション動向
ABNのオプション手口のうち、コールについては小口ながら意外に買っている印象。21,250円から下は20,750円を除いてコール買い。
プットについては売り買い半々。注目は20,375円、20,250円ののショートプットの一部を利益確定、20,250円のロングプットを小口積み増しし、建玉を942枚と大口ロングプットにしている。
20,250円の大口ロングプットのインを狙っているように見える。
プット20125から下はショートプットとなっていることから、現時点では20,250円~20,150円を下値メドと見ているか?
ただし、建玉構成としてはロングコール・ショートプットであり、下値到達からは巻き返しの上昇と推測する。
先物についてはABNは3,289枚の買い越し(買い戻し)と3日連続での買い越しとなっている。建玉は-10,033の売り越しであり、粛々と利益確定の買い戻しを入れている。
GSは-1,068枚売り越しで建玉は-2,487枚売り越しと様子見姿勢を継続。
Cスイスは-3,064枚売り越しと、5日連続での売り越しとなっている。建玉は-11,564枚と、それなりのボリュームを積んできている。
まとめ
日経平均は目先の重要な節目であった20,700円を割り込んだことから下落トレンド入りが懸念されるが、15:00時点の下落率は日経平均-1.63%に対し、ダウ先物は-0.8%と日経平均の下げが突出しており、本当に下落トレンド入りしたかどうかは、今後のダウ平均の動向次第と思われる。
19:00現在のダウ先物は-270ドル安・24,900ドルと節目の25,000ドルを下回っているが、まだ25,000ドルを守る可能性があり、仮に割ったとしても明確に割らない限りはダマシの可能性もあり難しいところ。
個人的な見解ですが、目先は下げても2/8安値20,315円で止まる可能性を感じていますが、需給悪化が重なった場合には20,000円割れの可能性も想定されますので、上下シナリオを設定のうえストップロスの設定など資金管理第一でお願いします。
※20:30追記
ダウの節目については25,000円の下に38.2%押しの24,800ドルがあり、現時刻の価格である24,900ドル=20,420円に相対させれば、24,800ドル=20,320円=2/8安値20,315円が想定される。
※20:30追記
現時刻ではダウ-250ドル安に対し、日経平均-500円安と、日経平均の空売りの利益率が高いと言うか、ダウ空売りの利益率が小さく(空売りリスクが大きく)、ダウの空売りは割に合わない。←早めに手仕舞う? また、中国に対する関税引き上げで支持率が上昇しているとの報道もあり、メキシコ関税も米国人にはそれなりに受け入れられやすい。
