ドル円も週末の高値から1円50銭安の110.28円まで売られ、その後は約1円安の110.60-116.80円台にて推移している。
また、中国側もトランプ大統領のツイートに反応し、8日に予定されていた米中閣僚級貿易協議をキャンセルする意向を示したことで世界市場に不透明感が漂っている。
先週の報道では、対立点だった米国による対中制裁関税については米国が段階的に撤廃することで中国と大筋合意したと報じられたため楽観ムードが広がったが、今回のトランプ発言は「中制裁関税の段階的撤廃」を根底から否定するものだけに市場の動揺は大きい。
ポイントは、トランプ大統領の追加関税発言が交渉のための短期的な戦術なのか、本気で通商交渉を当分の間、棚上げしようとしているかである。
筆者の個人的な印象では、米中の貿易交渉の本格合意は早くて今年の秋頃ではないかと思っており、後者の考え方に近い。
理由は、来年の大統領選に最も有利な時期まで合意を引き伸ばす戦術が続いていると見るからである。
同様に株価についても、先日の利下げ誘導発言に続き、いったん調整させる意図を持っていると感じている。
ただ、米中交渉合意までの道筋が筆者の想定どおり長いとすれば、本日の市場の悲観はやや行き過ぎであると感じる。
要は、先週後半の期待感が剥落しただけであり、基本的な構図に変化はないと見るからである。
今夜のナスダック総合指数はやや大きめの反落となる可能性があるが、ダウ平均については、4/12の窓埋め26,162ドル、または3/29の窓埋め25,949ドルまでの反落で収まると予想しており、どちらも本日のダウ先物でほぼ達成している。
なお、本日の日経平均CFDの日中安値は21,953円であり、その後22,100円まで上昇し、19:00現在は22,000円前後まで再度押しており、短期的には二番底形成のように見える。
また、この21,950円~22,000円水準では120分足MACDが立ち直りかけており、リスクが取れる範囲内で打診買いを試みても良い水準と感じる。
ダウ平均が今夜の序盤で先物安値達成から下げ止まりを見せるようであれば、日経平均は連休前の終値から-100円以内(22,150円前後)で寄り付き、その後、休場明けの東京市場が世界市場立ち直りのきっかけとなる可能性があると見ている。
本日のダウ先物の反落を受けた今週の日経平均予想は安値21,900円~高値22,440円。ただし、可能性は低いと思っているが、21,900円を割れた場合の下値メドは21,600円。
また、週末のSQには引き続き用心が必要と見ている。
※21:35追記
ダウ先物-450ドル安・26,060ドル、日経平均CFDは22,070円と売り飽きからの買い戻しが入っており、120分足MACDはシグナル線を上抜く陽転が近づきつつある。米国市場の初動で反発機運が生まれれば120分足が陽転し、続いて240分足の陽転も近づく。 価格では22,150円~22,200円を上抜けば上優勢、跳ね返されれば再度22,000円割れが試される。 個人的には上方向と見ているが・・・。
※23:15追記
現時点では予想どおり反発機運が生じている。この後、5分足の調整 / ヨコヨコまたは22,060円~22,100円を乗り切れば22,200円台で東京市場につながり、休場明けの東京市場が世界市場立ち直りのきっかけとなる可能性がある。
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