2019-05-07

目先は押し目買いも半身の姿勢※3追記あり(5/7)

昨夜から本日の日経平均を総括すると、昨夜は日経平均CFDが21,948円安値の後、筆者予想どおり22,200円まで上昇した。
 
しかし、米株引け後にムニューシン財務長官やライトハイザーUSTR代表による「金曜日に対中関税を引き上げる」など、トランプ大統領に追随した発言が報道されたことにより、10連休明けの日経平均先物は連休前の現物比-100円安22,150円で寄りついた後に急落し、安値21,870円、大引けは21,923円と335円の大幅安で引けた。
 
出来高は15億株と絶対値としてはそれほど多くないものの、売買代金は値がさ株の出来高が多かったことから3兆円を超える大商いとなった。
 
米政府要人による中国への牽制発言が下落のきっかけになったものの、実質は22,200円から上が重い印象を受ける。

先物・オプション動向
ABNのオプション手口は、300円を超える日経平均の下げに順応する形で売り色を強めている。


コールでは枚数は穏やかながら22,000円~22,625円までをショートしており、建て玉も4桁はショートコールのみの弱い形になっている。
 
プットでは、21,750円の1,067枚買い越しを筆頭に、21,500円を910枚買い越すなど、大口の買い越しが目立っている。
 
コール21,750円については、現時点では254枚のショートコールとなっているが、連休前の-1321枚ショートからのドテンであり、明日以降の積み上がり具合によっては下方向が意識されるかもしれない。
 
(現状では、ショートコール22000を挟んだ上下のコール22125と21,875が拮抗しており、どちらの方向にも動き得る形になっている)

ABNの先物は894枚買い越し、建玉は988枚と中立。
 
GSは先物は1,455枚売り越し、連休前の買い戻し基調から変化しているが、相場追従型の可能性があり、方向感はまだ見えない。
 
野村證券は先物626枚を買い越し、建玉は-115,327枚。建玉の9割がTOPIX先物であり、筆者の推計では本日の下落でプラ転した可能性がある。なお、売り越しの限月は6月である。
 
なお、これまであまり触れてこなかったが、先物の買い方としてはメリルリンチ日本証券が挙げられ、日経先物及びTOPIX先物合計で130,500枚買い越しており、売りの野村VS買いのメリルの対決構図となっている。

まとめ
連休明けの日経平均は大きく大幅下落し、昨夜(東京市場休場)のCME日経平均やCFDの安値と面合わせとなった。

 
ただ、ダウ先物は昨夜の安値の300ドル上で推移しており、日経平均だけが突出して下げている。
 
これが急落の前兆なのか、単に連休後は高いと踏んで買い持ちしていた筋に投げさせる売り仕掛けであるか、断定はできないものの、昨夜の米主要3指数は大幅なギャップダウンから長めの陽線を立てて切り返しており、(19:45現在、ダウは-128ドルと安く推移しているが)今晩の米国市場は前夜の流れを受けて初動で下押ししても、昨日同様に切り返す可能性を感じている。

また、本日の日経平均安値は200日線・21,880円、25日線・21,850円にほぼ達しており、9日RSIも日経平均37.9、TOPIXは30.29と30%台に低下してきており、いったんは反発に向かうのではないかと見ている。
 
ただし、5月SQの10日と米国の中国に対する25%関税の発動日時が一致しており、予想どおり明日・明後日に反発があっても、売りしろをつくるための上げである可能性もあり半身の姿勢で臨みたい。(SQ当日・前日はイベントリスクを避け様子見が望ましいと思う)

※21:30追記
米中貿易交渉については、ここに来て中国は妥協しないとの論調が増えてきているように思う。筆者もかねてから記しているとおり決着は早くて秋と見ており、「25%関税発動・交渉継続」をメインシナリオと想定し相場を見ている。 なお、ダウ先物は少し前に-200ドル安まで突っ込んだあと、-155ドル安で推移している。下げがキツかったDAX・FTSEの60分足に陽転の兆しが出ており、このまま回復できるかどうかが鍵になる。

※23:30追記
ダウ26,100ドル割れ、日経平先物1,720円で目先の底打ちか?  明日、25日線・21,880円付近を上回ることができれば22,000円処まで戻ることができるが、25日線を上回れずに引けると本格調整入りが濃厚となる可能性がある。

※0:15追記
ダウ26.000ドル、日経先物21.660円安値。25日線まで戻るのは難しい?
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