懸案であった25日線・21,855円を割れたことから、早期に奪回することが出来ない場合、本格調整の荒波に揉まれることになる。
ただ、ダウ平均の昨夜の下ヒゲが75日線タッチで折り返していることや、下落が直近高値から1,000ドルに達しており、2月も同様に1,000ドルの下落から立ち直っていることから、(やや日柄が浅いため週末まで安値も見合いとなるかもしれないが)、いったんの反発が見込まれる。
先物・オプション動向
ABNのオプション手口は、昨日と同じく300円を超える日経平均の下げに順応する形でコール売り、プット買いを強めている。
コールでは22250円を1,024枚売り越し、21,750円から足元の価格まで合計で750枚ほど売り越している。
プットでは、21,500円のプットオプションを1,134枚と大きく買い越している一方で、プット21250の建玉の半数近くの911枚を利益確定している点が注目される。
全体的には、コール建て玉は22,250円から下を1,000枚単位で交互に売り買い交錯させており、しぢらの方向に動いても良い形をつくっている。
対するプットは21,500円~21,250円を1,000枚単位のプット買いで固めており、やや下有利ではあるが、コールの1,000枚買い越しも控えており、明日の動き次第ではプットを弱めるか、コールを弱めるかしてトレンド方向へのバランスを取ってくるだろう。
なお、中心価格帯は21,500円と見ており、21,500円を挟んで上か下かであり、いずれにしても大きく動く(たちえばここから500円)ようには思えない。
ABNの先物は-840枚売り越し、建玉は2,145枚売り越しであるが絶対量は少ない。なお、5月限先物の建玉は-1,493枚売り越しと、みちらも絶対量としては少ない。
GSは先物は1,455枚売り越し、建玉は11,083枚売り越しと拡大したが、本日の日経平均の下落幅かに考えれば、売り越し手口は小さい。
野村證券は、日経平均の大幅下落に伴い先物4,140枚買い越し(利益確定)と大口の買い戻しを入れている。建玉は-111,187枚。5月限先物の建玉は-331枚売り越しと中立である。
まとめ
日経平均は、米中貿易交渉が合意に至らなかった場合に筆者が想定していた値頃にほぼ達しており、10日の交渉期限までに米中が合意に至らなくても、「決裂」といった衝撃的な結果にならない限り、日経平均の下値は限られると見ている。
また、冒頭に記したとおりダウの下落幅が直近高値から1,000ドル下落と値頃的に程良い位置まで下げており、いったん買い戻しとなってもおかしくない状態にあると見ている。ただ日柄が多少不足しているため、二番底形成に動く可能性もある。
このあたりは、やはり週末に迫った貿易交渉の結果次第と思われるが、メインシナリオは下値もみ合い程度と見ており、今夜のダウが前日比プラス引けで終われば材料出尽くしとなる可能性があると感じる。
なお、日経平均については、9日RSIが21.54、TOPIXの同RSIは17.87と売られすぎの範疇まで低下しており、騰落レシオも82.34と安値圏まで低下していることから、ここからの下値は限られると見ている。
仮に今夜のダウが下押した場合は75日線の21,350円までの下落があると思われるが、おそらく今夜のダウは反発すると見ており、明日は50日線の21,652円あたりを目指し、その後、二番天井に向けて上昇するのではないかと予想している。
※22:40追記
ナイトセッションに入り、ダウ平均・為替と日経平均の相関が一致していないと言うか、日経平均が150円弱い。もしかするとSQ要因?
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