やはり日経平均同様に、ダウも9日RSIが94.74と過熱圏入りしている。ただ、14日RSIは59.76とまだ余裕がある。
RSIは100が3日続くような天井張り付きがある指標のため、14日RSIが高値を引っ張ることも考えられる。
何より図のとおり、日足は5営業日にわたってヨコヨコで直近の上昇の調整を行っており、この間、26.000ドルを下値抵抗としてもみ合っていることから、タイミング的には、あと1日~2日の時間調整があるかもしれないが、そろそろ上下どちらかの方向に放れる時間帯が近づいている。
MACDを見ると、直近の下値-210から足元は130まで上昇後にヨコヨコの調整を行っており、筆者予想ではシグナル線タッチから上放れる可能性が優位と見ている。
ただ、予想どおり推移した場合でもMACD+210が天井圏となり、高値は26.600ドル台の史上最高値付近が目先の高値メドと思われる。(上値を取ってくれば勢い次第でエクステンション波動が発生する可能性がある)
ここからの上昇を予想する理由として、足元で下落しした場合、三尊天井が形成されるが、波形があまりに綺麗すぎるため、大勢よりも小勢に付く相場の常からして三尊天井は回避される動きを示現するのではないかと見ている。
リスクシナリオはFOMC後のパウエルFRB議長発言にどのように市場が反応するか、またG20での米中首脳会談の有無や習近平主席の出欠席を巡る観測報道でブレが生じる神経質な展開も予想される。
いずれにせよ、ヨコヨコで推移すれば週初には日足は雲の外に出て、6/18前後に雲のネジレに来ることから、そこでの方向感を確かめるのが良いと思われる。

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