2019-06-24

日経平均は押し目買いか?(6/24)

本日の日経平均は+27円高・21,285円。

東証1部の売買代金は1.4兆円と約4年半ぶりの細商い。直近の公表数値である昨日時点の最低買い残高(株数ベース)も、おそらく何年ぶりかの少なさである。

目先は、昨日記したとおり、ダウ平均のテクニカル調整につきあって弱い局面が訪れると想定しているが、調整幅はそれほど大きくはないと予想している。

日経平均のチャートはノイズが多くて欺されやすいので、DAX指数のチャートから読み解くと、目先12,060ポイントまでの下落が許容範囲と見ている。約-1.6%安である。

日経平均に当てはめると、おおよそ21,000円(20,960円)が想定される。

本日時点のABNのオプション建玉(残高報告後の修正数値)では21,000円のロングプットが2,000枚を超える大口建玉となっており、また、21,250円にショートコールを積んでおり、強引に21,000円付近まで落としていくル可能性がある。

一方、買い手口としてはコール21500を本日910枚買い越しており、弱気一辺倒ではないように思われる。

買いが入らない日経平均だけに売り仕掛けに弱いが、裁定買い残の少なさから下値も限定的と思われる。

イラン情勢や米中首脳会談の行方が見通せないだけに不安要素はあるが、仮に明日・明後日で21,000円に接近する押しが入った場合には、リスクを取れる範囲での押し目買いが奏功する可能性がある。

ただし、早期に25日線(21,020円)を上回ることができなければロスカットが相応となる。

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