ただ、筆者が予想したダウの連れ安ではなく、欧州株(特にDAX)下落の影響を受け、買い手不在の中、売り仕掛けが奏功したものと見ている。
日経平均は、引き続き出来高薄やテクニカル面から下落しやすい地合と推測している。
先物・オプション手口(JPXデータを集計、日中・夜間・立ち会い外を含む)
本日のABNのオプション手口を見ると、昨日指摘したロングプット21000を386枚売り越し(利益確定)しているほか、権利行使価格の高いロングプットの一部も利益確定している。なお、21,000円のプットは依然として1,827枚と大口の建玉となっていることから、本日の下げは予行演習であり、再度、本格的な売り崩しを狙っていると思われる。
一方、コールについては売り買い半々ながら、ある程度まとまったロングコールを建てていることから、基本はもみ合いの中でボラをつくりながら利益を確保する戦略と見る。
先物については各社ともあまり大きな手口は出していない。
今後の予想
日経平均については、引き続き弱含みを想定しており、21,000円に接近する押しが入った場合には、リスクを取れる範囲での押し目買いを想定している。ダウが足元の価格でもみ合っている限りは、押しても一時的な21,000円割れで収まり、その後、ダウのザラバベースの史上最高値更新に日経平均も連れ高すると見ている。
ただし、本日、ダウが動いていないにもかかわらず比較的大きめに下落したことから、仮にダウがテクニカル調整入りした場合(早くても来週中盤以降と見ているが・・・)はもう一段安となることも想定される。
下値メドとしてはチャートに付記した2本の下値抵抗線である20,900円、20,750円の可能性が生じている。
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※20:30追記
ダウ上昇の根拠としては、目先、どこかでザラバベースの史上最高値更新を更新することによって三尊天井を否定する動きを見せるのでは・・・。
※22:00追記
ダウ先物+40ドル高、日経先物21,130円。日経平均の戻りメドは本日の下落起点の21,312円(先物21,250円)。
※23:10追記
ダウ-100ドル安・26,630ドル。5日線26,666ドル割れ。このまま5日線を守ることができずに引けた場合、明日の下値メドは日経先物25日線20,956円、現物換算21,020円≓25日線21,034円の攻防か? ダウが5日線で止まれば下値メドは先物21.000円、現物21,060円。
※0:00追記
明日は6月配当権利落ちのため、先物と現物の鞘がなくなります。よって現物価格は上述の約-60円。
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