2019-06-19

昨夜のダウ平均(雑感)

昨夜のダウ平均は筆者予想のとおり、もみ合いから上放れ、353ドル高・26,465ドルと上値の節目である26,250ドルを明確に上抜き、さらなる上昇余地を示唆した。

ただ、昨夜の記事に三空の可能性について言及したが、ダウの日中足が鍋底型となったたため、今夜の寄り付きで窓開け上昇するかどうかは微妙になった。

窓開け上昇の条件の一つとしては、中盤以降に一段高することが望ましい。

これは、欧州市場がダウの中盤で大引けとなり、ダウ終盤の上昇を織り込んでいないため、日本時間夕刻からの欧州市場が織り込んでいなかったダウの上昇を織り込み、欧州株高がダウ先物をさらに引き上げ、相乗効果によりリスクオンの波を発生させることになる場合が多いからだ。

(ダウが中盤以降に下落し、日経平均が下落した場合に欧州時間で日経先物が再度売られるのはこのためである)

また、ケースとしては少ないが日本株が予想以上に上昇し、ダウ先物を引け上げた場合には、欧州株高→ダウのギャップアップの要因となる。

日経平均前引けは348円高・1.66%上昇ととまずまずであるが、ダウの上昇幅を大きく上回っておらず、ダウ先物も現物終値前後である。

今夜のダウ続伸の可能性はあるが、窓開け上昇から三空示現は難しくなったと見ている。

今夜のダウについては、東京市場が引けていない現時点ではまだ不透明な点はあるが、現状の動きからは、おそらく売り買い交錯から昨夜の終値を挟んでのもみ合いで小幅続伸になるのではないかと見ている。

夜の更新にて再度考察したい。
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