2019-07-15

7/16週の日経平均予想

今週の日経平均については、今夜(7/15)のダウの動向が大きく左右する。

そのダウについては、筆者は一昨日の記事どおり、5日線との乖離が大きくなっていることから、いったん反落し、今夜については高値もみ合いになると見ている。

また、昨日記した「中期的な日経平均予想」のとおり月末高を想定した場合、今週の需給調整を経て、来週のどこかで高値更新に臨む動きが妥当であると思われる。

肝心の日経平均については、ダウの上昇が利下げ期待から米10年金利の低下を招き、ドル安円高に推移していることから、上値の重い動きが継続すると見ている。

また、日米通商協議を控え、東京時間でのドル買いインセンティブが薄れざるを得ないことも円高要因と考えられる。

日経平均の日足チャートは、7/1の454円高の翌日に付けた21,784円が高値となり、その後、直近2週間で一度も上回ることなく21,500円を下限とした300円弱のレンジの動きとなっているが、その方向性はやや下方に重心があり、仮に筆者予想どおり、今週、ダウが一服した場合、先週までのレンジ下限を下抜けることが考えられる。

ただ、ダウを除く世界の主要市場は7/1の上昇後、2週間近く調整に入っており、テクニカル反発が生じやすい日柄に入っていることも事実である。

筆者が日経平均の先行指標として注目しているDAX指数は、60分足に下げ止まりの気配が生じており、底固めとなれば、日経平均にも反発の芽が生じてくるため、DAX指数の動向に注目したい。

これらのことから、今週の日経平均については、レンジ下抜けの調整パターン(と言っても値幅は小さい?)をメインシナリオとしつつも、週初に下げ止まるパターンをサブシナリオと2つのパターンを想定している。

(明日の朝、DAX指数に60分足に陽転の兆しがあれば前者のパターン、続落であれば後者のパターンを想定したい)

日経平均の上値メドは7/2高値の21,784円、下値メドは25日線の21,380円であるが、25日線を割り込んだ場合は7/1に空けた窓埋めの21,300円~21,200円が下値メドと意識される。

なお、順調であれば、ここでの押し目は短期の買い場となり、来週は高いと見ている。

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