一時150円を超える下落となったが、追随売りが乏しく急速に100円近く買い戻され、終値は-66円安・21,469円で引けた。
ローソク足は、ギャップダウンの下ヒゲ十字足と、直近の保ち合いを下放れた形になったが、すぐ下には25日線と75日線が待ち構えており、素直に下落するかどうかは微妙なところと見ている。
先物・オプション手口(JPXデータを集計、日中・夜間・立ち会い外を含む)
ABNの本日のオプション手口は、プット買いの比重が高く売り優勢の展開となっている。コール21625-21700の建玉を計1,700枚超建てているが、足元の価格に近い21625-21250にはロングプットを2,000枚超建てており、ABNの大口投資家は下方優位と考えていると見る。
ただし、21,000円にはショートプットを1,433枚建てており、目先、21,000円は割れないと見ていると思われる。
先物手口については、本日より建玉を限月別にまとめて表にしてみた。なお、先物ミニはすべてラージ換算している。
GSの売りがやや目立つが、建玉での影響力はなく、相場追従の売りと思われる。Cスイスは本日の手口は少ないながら、今後、売り建玉を拡大していくか注目している。
また、ソシエテは本日も大口買いで買建玉を拡大しており、売りの野村に拮抗する勢力となっていいる。
今後の日経平均予想
昨夜、小幅な値動きであったダウ平均の60分足は、直近の上昇をヨコヨコで調整する形となっており、MACDはゼロライン近くまで下げており、反発のタイミングと見ることができる。ただ、上昇に対して調整時間の不足感は歪めず、あと1日~2日程度、値を崩さずに調整する動きと予想することもできる。
いずれにせよ、外部環境に大きな変化がなす限り、ここから大きく下落することは考えづらく、むしろ好材料に反応すると思われる。
日経平均については、本日、ギャップダウンの下ヒゲ十字足となり、(可能性は少ないながら)仮に明日、上放れて始まり、そのまま高値で始まった場合、明けの明星 となり、相場が好転する兆しとなる。
逆に下離れて、陰線で引けた場合、下落幅が大きくなる可能性があることに注意したい。特に、25日線や75日線を割って引ける場合は金曜の続落に注意したい。
個人的には、ダウがほどほどに強ければ日経平均は小幅高、弱くても本日の終値付近または25日線の21,400円あたりで引けるのではないか見ているが・・・。
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