2019-07-02

日経平均上昇の可能性

足下の日経平均は21,754円と、筆者の今週の日経平均の高値メドは21,402円~21,638円を上回って推移している。

懸案と思われた一目均衡表の雲抜けをギャップアップで飛び越えたことが大きい。また、本日も小幅ながら高値更新して引けており、上方転換の可能性を感じる。

オプション手口からは、昨日の大幅ギャップアップを受けて、ABNもショートプットを建てざるを得ない状況となり、本日も小幅ながらショートプットを建ててきている。

一方、コールサイドではロングコールを建ててきており、上昇リスクに対応した手口を展開している。

現時点ではロングプットの建玉も多く保有しており、まだ上を狙う態勢とはなっていないが、今後の展開次第では上方向の可能性もあり得るし、また、7月SQまでは両建てで何とか凌いで8月限で大きく動いている可能性もある。(JPXからオプションの8月限データは公表されないため、現時点での8月限の建玉は不明)

また、ゴールドマンサックスは先物を本日(昨日の夜間を含み)4,862枚買い越しており、建玉は10,019枚買い越しとなっている。

なお、買い越しの内訳としてはTOPIX先物を14,866枚買い建てており、本日のTOPIXの堅調さがここにも現れていると見ている。

そして、TOPIX先物については、これまでも紹介しているように野村證券が11万枚を超えて売り越しており、仮にゴールドマンサックスが野村筋に対抗して買い建てているとした
ら、大きな相場に発展する可能性を秘めている。(GSがこのまま買いを積み上げてくるか注目される)

なお、一目均衡表では昨日、三役好転しており、本日も継続中である。

また、ファーストリテが本日発表した6月の国内ユニクロ売上高速報は前年同月比27.3%増と大幅に伸長しており、明日の日経平均の寄与が注目される。

今週については、木曜の米国市場休場や金曜の雇用統計等が手控え要因となる可能性があり、来週末はSQのため、ぐずついた場面が継続するかもしれないが、テクニカル的には一目均衡表の雲上限21,550円を割らない限り、上昇の可能性が継続する。

チャート的にはダウの小休止により、日経平均が21,600円前後でもみ合い、21,500円固め(サポート)に入るのが形状的には自然に思えるが、買いやすいような相場にはならないたろう・・・。


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