昨日、「SQ週であることが気になっている」と記したように典型的なSQ相場になってきた。ダウが上昇しても日経平均は冴えず、ダウの下落には2倍を超える下落となってくる・・・。
ただ、本日は、寄り直後に売り崩し、その後、さらに売りを加速させたのであれば明確な売り仕掛けと推測するが、一気に売り崩さず、小刻みな売り買いが交錯しており、売り手が存在する一方で、買い手の存在も仄見える。
本当に売り崩す時は、安値買いや日銀ETF買いを入れさせないため、昼休みの先物または後場で崩すことが多い。
時間外に入り値を戻しつつあるのはそういった微妙な需給があると思われるが、明日以降の日柄には警戒を要すると見ている。。
先物・オプション手口(JPXデータを集計、日中・夜間・立ち会い外を含む)
本日のABNのオプション手口は、引き続きコールの売り越し(ショートコール)が目立っている。特に22,000円のコールは-5,650枚の超大口売り越しとなっている。(本日、週末時点の残高報告があり、オプションについては21,375円~22,000円がその対象となっており、かなり正確な数値と思われる)
コール22000の真下の21875は2,164枚買い越しとなっているが、21750は売り越し、21500~21250も売り越しと全体的には売り越し優位と感じる。
なお、先物についてはCスイスが本日、 -4,576枚を売り越している。
Cスイスは相場追従型であるため、過度な評価は不要かも知れないが、追従売りとしても売り越幅が多い気がする。なお、建玉は-5,886枚と多くはないが、本日が売り越し初動の可能性もあり、明日以降の動向を注視していきたい。
今後の予想
19:30現在のダウ先物は-100ドル安・26,822ドルと5日線・26,932ドルを約100ドル下回っている。1時間足MACDはゼロラインより少し上方にあるが、仮にこのまま-100ドル安で取引時間に入った場合、ゼロライン割れとなる可能性がある。ダウ及びS&P500の
また、日経平均もRSIは50台と中立であるが25日騰落レシオが122.70と過熱圏の入口に位置している。
今週がSQ週でなければそれほど懸念しないが、SQ週・明日が火曜日の組み合わせを考えた場合、やはり警戒しておくべき局面と考える。
留意すべきは、「ダウ下落によるギャップダウンスタート」「(仮に日経平均が朝は高くとも)その後膠着から下離れる展開」の2点である。
特に後者は昼休みの先物安や後場での下放れの兆候があったなら、売り仕掛けを疑うのが良いと思われる。
仮に売り仕掛けがあれば7/1の窓埋め21,338円や、週内では6/26の窓埋め21,129円が懸念される。
なお、今夜のダウ平均は足下の-100ドル安前後で引けると見ている。
※22:45追記
ダウの初動は-160ドル安・26,761ドルと飛び石連休明けの参加者が売りで入っている。現時点では5日線を-70ドルほど割っているが、先週のもみ合い価格帯のため下値は固いと見ており、この水準で明日の東京市場に引き継ぐのでは? なお、日経先物は21,550円。この21,550円は先週の454円高の際に、寄り後に押した価格帯であることから、明日、先物21,550円を維持することができるか、それとも売り仕掛けが入って崩されるかが焦点となる。
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