また、日経平均については「東京市場の明日は良い週末を迎えられるだろう」の予想どおり、場中の伸びは小幅高に抑えられたものの、時間外に入り18:55の先物高値20,520円(現物価格20,530円)、19:00現在の先物価格20.500円と本日終値から100円を超えて上げてきており、筆者予想どおりの展開に入っている。
しかし、日中もそうだったが昨夜の99ドル高は前日に織りこみ済みであったが、ダウ先物の上昇幅に対しては日経平均が反応していなかった。
足下においてもダウ先物240ドル高に対し、日経先物110円高と伸び悩んでいるように思える。
これはダウ-800ドル安の翌日の日経平均が-250円安にとどまったことから、移動平均線との乖離にアンバランスが生じているために起きている現象と推測している。
具体的には、足下のダウ先物240ドル高における25日線乖離率は-2.98%、日経平均110円高の25日線乖離率は2.87%と符合しており、ここで帳尻が合わされたと見ている。つまり、25日間の需給から見た場合、同一の位置に来たと考えており、けっして日経平均が弱いのではないと見ている。
先物・オプション手口(JPXデータを集計、日中・夜間・立ち会い外を含む)
ABNのオプション手口で注目した点は、21,000円のショートコールを294枚買い戻しているほか、足下の価格から上のコール買いが目立つことだ。
特に21,000円のショートコールは811枚と比較的大きな売り越し玉であったが、本日の日経平均が小幅高の中で売り越し幅を縮めてきたと言うことは上昇リスクを感じたと見るのが妥当と思われる。
プットサイドにおいても、20.375円のロングプットを403枚売り越し大きく減らしている。また、ロングプットの手口も小幅である。
この動きが一時的なものなのか、継続していくものなのか注目している。
先物については以下の表のとおりである。
本日の野村證券は、全体では841の買い(買い戻し)であるが、内訳はTOPIX先物を約400枚買い戻し、日経先物を約400枚買いと、売り越し中のTOPIX先物の買い戻しは僅かであった。
目先、買い戻すチャンスがあると踏んでのことなのか、先週からの累計買い戻しが5万枚を超えたため一休みしているのか定かではない。
ただ、売り増して来ていないことから、少なくとも売りの局面であるとは見ていないと思われる。
なお、昨日、日経先物の買い越し建玉を約9.000枚と記したが、先物ミニを含めていなかったことに気づいた(総計の表には先物ミニも含まれている)。
先物ミニを含めた日経先物の買い越し建玉は約11.000枚であり、TOPIX先物売り7.6万枚に対し、日経先物買い1.1万枚となる。
今後、この比率が今後どう変化していくか注目している。(上を目指すのならば、TOPIX売りの減少と同時に日経先物買いが増加していくはずであり、上昇が一時的であるのなら売り増してくるだろう)
今後の日経平均予想
既報の通り、昨夜、ドイツDAX指数が6/3安値をつけ反転に生じた。本日は19:45現在、1.06%上昇しており、6/3安値からは300ポイント近く上昇しており(DAX指数は日経平均の約半値であるため、日経平均に合わせれば約600円上昇しており)底打ち反転に入ったと見ている。
これで、世界の株式市場はリスクオンとまではいかないにせよ、目先は戻す方向で進んでいくと思われる。
最大の警戒点はダウ平均がどこまで戻してくるかである。
現時点の予想としては、800ドル下落のうち、昨夜の上昇を差し引いた残り700ドルについては戻し切ると思われるが、一気に戻す局面が出るか、少しずつ戻すかなど、どのような形で戻してくるかだと見ている。
それによって、(各種データに加えて)日経平均の戻りの目処や戻りが綾戻りなのか、本格的な戻りであるか判断しようと思っている。
なお、繰り返しになるが、日経平均の戻りがダウに比べて戻りが鈍く見えるのは上述の要因によるものであり、単なる需給の摂理と見ている。(有り体に言えば、弱いと考えて空売りを狙う局面ではないように思う)
※22:40追記
とりあえず今夜のダウ平均は100ドル高~200ドル高程度と思われるが(意外に伸びないのでは?と思っている)、来週のダウがもみ合い、または800ドル安に対する通常の調整の足型となった場合、8/15の安値が底となる可能性もある。
※23:20追記
ダウ、なぜか突然上にぶっ飛んだ。220ドル高。上述の「通常の調整の足型」とは75日線26.300ドルまたは26,500ドルで頭を抑えられる場合のことです。