2019-08-13

日経平均の反発は近い※3追記あり(8/13)

昨夜のダウ平均は一時は460ドルほど下落し、終値は-391ドル安・25,896ドルの大幅安となった。
 
就寝時には-200ドル安でのもみ合いと考えていただけに、朝起きて下落幅の大きさに驚いた。
 
ただ、本日の日経平均安値は約300円安・20,369円と、かつてのダウの倍下がりと比べて底堅く感じた。 

先物・オプション手口(JPXデータを集計、日中・夜間・立ち会い外を含む)

 
本日は週の第一営業日に当たるため、オプションについては20875円~20375円、先物についてはミニ10月限を除いた全限月の参加者別残高公表があった。
 
ちなみに、ABNのオプションについては次の残高が公表された。
 20.500円のプット・コールともに大口のショートを組んでいた。
 
SQまでに一ヶ月ある中でこのようなショートプット・ショートコールを組むと言うことは、目先、20.500円を軸に上下に振れる動きを想定していることになる。

公表残高に本日の手口を加えたものが左表となる。
 
20.500円のショートコールについては利益確定しておらず、目先、さらなる下落を待っていることになる。
 
19:00現在、日経先物は20,240円(現物価格20.270円)まで下落しており、本日のナイトになるか、明日の日中取引になるかはわからないが、早晩、20,500円ショートコールについては買い戻しするものと思われる。(ショートコールを買い戻さずにロングプットを売るという選択もあるが・・・)
 
いずれにしても、ショートプット20.500円を積んでいる以上、あまり大きく値を下げることなく、次はショートプット20.500円を利確すべく上方向に振ってくると思われる。
 
先物については以下の表のとおりである。
野村證券が本日の下落により、引き続き売り越し中のTOPIX先物を売り越している。本表では内訳を示していないが、TOPIX先物を3,973枚買い戻しと利益確定を進めている。
 
なお、通算では2.085枚の買い越しにとどまっているのは、直近、買い越していた日経先物を-1,741枚売り越しているためである。
 
本日の買い戻しにより、7月末の売り越し残高-126,424枚から-76,471枚と約4割の売り越し縮小が図られたことになる。
 
あくまで筆者の推測であるが、どこかのタイミングでTOPIX先物解消 → 日経先物買い積み増しの動きに入ると思われ、その予兆をつかんでいきたい。 

今後の日経平均予想


昨夜のダウの下げ幅が大きいため急回復は難しく、また一目均衡表の雲入りとなったため、しばらくは不安定な動きが想定される。
 
水準的には昨夜の下ヒゲが雲の下限で止まっており、足下での下げ止まりが期待される。
 
ただ、直近の最安値の際にもいったん雲下限を割り込んでから戻しており、雲下限を割り込んだとしても早期に回復すると見ている。(200日線もサポートとなっている)
 
日経平均については、本日の騰落レシオが74.74と下げ止まりが近いことを示唆する値まで低下していることから、早ければ明日、遅くとも今週には反発に入ると見ている。
 
ただ、昨夜のダウの下げ幅やドル円の105円割れが未達であることから、上昇は自律反発にとどまり、再度下を見に行くことになると見ている。
 
なお、本日19:17に日経先物が8/8安値の20,210円を達成した。おそらく、明日、もう一度この値を見に来るか、もしくはダウの反発により、この値が目先の安値になる可能性が高いと見ている。

※21:20追記
欧州株安により際どいもみ合いが続いている。時間帯から見て、欧州はそろそろWボトムから買い戻しが入っても良さそうであるが・・・。現在、先物21,240円。仮に日経先物が20,210円を割れて東京時間に引き継がれた場合は、20.110円または20,000円までの押しを想定する必要が生じる。

※22:45追記
初動のダウ平均は寄り後に+92ドル高・25,989ドルと強く反発しており、想定どおり日経平均も今夜の20,210円が目先の安値になった模様。 ダウが5日線に届くためには+250ドル高を示現する必要があり、これはちょっと難しい。+150ドル高で東京市場につなげることができれば、日経平均の5日線復帰から反発継続が可能になる。・・・と書いていたらダウ400ドル高。・・・しかし、想定どおりではあるが、相変わらずドテンが激しい難しすぎる相場展開!

※23:00追記
想定している日経平均の上値メドは20,900円~21,000円。21,000円超はかなり難易度が高いが、今夜のようにGUで上がれば21,300円。(明日以降に再検証)
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