基本は戻りを試す時間帯に
先週末、世界の株式市場の足を引っ張っていたドイツDAX指数が反転に生じた。独シュピーゲル紙の「景気後退入りなら財政出動の用意」の報道がきっかけになったものだが、チャート的にも7月高値から10%を超えて下落し、3/25安値とのWボトムを形成したことから、目先、底入れと見て差し支えないと思われる。
ダウについても8/14の-800ドル安の半値戻しを達成し、5日線をクリアしてきており、反転から2日目という日柄から考えて、反発の流れはしばらく続くと思われることから、日経平均についても戻りを試す時間帯が進むと思われる。
ダウの戻りメドを日経平均に当てはめれば20.900円~21,200円が今回の日経平均の上値メドとなる。
したがって、まずは20,800円~20,900円(8月SQ値20,855円)の奪回、そしてここを超えれば21,000円。21,000円を超えれば21,200円~21,300円までの上値があると想定している。
なお、上昇の日柄は週末までと見ている。
課題は、DAXにしてもダウ平均にしても、高値からの下落幅が大きく、底打ちからの反発についてもギャップアップまたは長めのローソク足を引いていることだ。
また、日足の主要移動平均線である5日、25日、75日はいずれも指数の上にあり、下向きであることから、上昇の抑制要因になると考えられる。
これらの需給要因から、上昇の勢いが止まった場合は、その時点が目先の高値となりやすく、上昇幅に相応した大きめの反落に向かいやすいことが想定される。
戻り目途達成後の下押しは?
想定している最小の目標値である20,800円を達成することなく下押しが始まった場合は、20,200円~20,000円が下押しの目処となるが、反落が21,000円を超えた後であれば来週以降の20,500円が下値の目処になると見ている。
判断の目安は?
まずは、月曜の日経平均が週末のCME日経平均の終値20,590円(現物価格20,620円)を上回って引けることが出来るかどうかが判断の目安となる。
仮に50円~100円程度上回って引ければリスクオンの流れが明確になるが、CME日経平均を明確に下回って引けた場合はリスクオンに乗り切れていないことが明らかになり、明晩のダウ平均の動向にも神経質にならざるを得ない。
次に相場の強弱を判断する目安として野村證券の先物手口(建玉)を挙げたい。
野村證券は、TOPIX先物を主軸として7月末の先物売り越し12.6万枚をピークに、直近2週間半で約半数を買い戻し、先週末の段階で-6.5万枚まで売り越幅を縮小している。
また、直近ではTOPIX先物の買い戻しと同時に、規模は少ないが日経先物の買い越しに動いている。
仮に、今週、TOPIX先物の買い戻し・日経先物の買い越しの流れを鮮明にするのなら、思わぬ高値となる可能性がある。
一方、TOPIX先物の買い戻しの小休止や売り増しの傾向が見られるならば、日経平均が下落する可能性があり、野村證券の手口を慎重に見ていきたい。
※追記
日足チャートでは弱く見えるが、週足では21,200円~21300円を超えた場合、押し目なく21,500円~21,800円を目指す形をしており、引き続き値頃感での空売りはリスクがあると見ている。
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