2019-08-06

売り方の攻勢もここまで?この後は…※追記あり(8/6)


本日の日経平均は-134円安・20,585円ながら、日経先物は寄り後の20,960円安値と20,000円割れから高値20,590円と約600円と大幅上昇した。

直近の1,000円を超える下げの単なる調整の範囲を超えた力強さを見せ、週間予想に記した「週初(月・火)安・SQ高」の展開となる手応えを感じた。

また、昨日記した「自律反発への移行の可能性」や「大陽線」も的中した。


先物・オプション手口(JPXデータを集計、日中・夜間・立ち会い外を含む)


ABNの本日のオプション手口はコール買い・プット売りに傾いている。

日経平均の大幅下落で安くなったコール買いを仕込み、高くなったプットを売る戦略である。

SQの最終取引まで二日を残しての手口であり、建玉の構成から見ても、外部環境に大きな変化がない限り、本日の構成でSQに突入してくると思われる。

具体的には、20,750円~20,125までのプットをショートでまとめてあり、コールサイドではショートよりもロングの建玉が圧倒的に多い。

現時点の建玉からはSQ値を20,875円~21,125円に想定しているように思える。

明日以降、21,250円のショートプットやコールの積み方に変化が出てくるかどうか注目している。
先物については以下の表のとおりである。

ABN、ゴールドマン、ソシエテが大幅に売り越している半面、野村証券が1.3万枚の買戻しと、昨日に続き1万枚を超えて買い越しており、直近の大幅下落に乗じて利益確定を図っている。

今後の日経平均予想


本日、日経先物が2万円割れから大きく切り返してきた点を評価している。

結局、先物は崩すことができたが、現物市場の安値は20,110円と2万円割れは果たせず、上昇優位に展開した点は、目先、先物やオプションを含め、売り方の攻勢は朝の2万円割れからの折り返しで尽きたと見ている。

ABNのオプション手口も、この想定がおそらく正しいことを補完していると思える。

ただ、この反発はあくまで自律反発であり、買い支えは早ければSQまたはSQ前日、遅くとも来週半ばには反落の道を歩むことになると見ている。

売り方も、今は寝たふりをしているだけで、価格が上がってくれば再度売り直しに来ると思われる。

チャートから見る上値メドについては、昨日開けた窓埋めの21,000円、または昨日の寄り付きの20,900円付近と見ている。

※22:50追記
昨夜のダウの出来高は平時の1.3倍、低調日の2倍となっている。下ヒゲが短いので明らかな底打ちサインとはなっていないが、目先の底打ち感はある。足下では+200ドル高から+140ドル高に上げ幅を縮めているが、+200ドル超、できれば+280ドル高・26,000ドル乗せが望まれる。目先(週内)の上値メドは昨夜の寄り付き26,259ドル、次が75日線の26,357ドル
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