しかしながら、さすがに前日比プラスには届かず、日経平均の終値は-58円安・20,618円で引けた。
ローソク足の実体部分は130円の陽線となるが、10億株に満たない出来高では信用力に欠けると見る。
先物・オプション手口(JPXデータを集計、日中・夜間・立ち会い外を含む)
ABNのオプション手口では、21,250円・21,000円の大口ショートコールを増強し、蓋の厚みを増している点が目立つ手口となっている。
また、21,500円の大口ショートコールに対するロングプットとして19,625円に相応のプット買いを建ててきているほか、隣接した交互の権利行使価格にショートとロングを配置しており、もみ合いの中で利益を確保する相場追従型の戦略を採っていると見られる。
先物については以下の表のとおりである。
Cスイスが大きめの買い戻しを入れてきた一方で、このところ買いを積んできたゴールドマンが3.000枚近い大口の利益確定売りを入れてきており、目先の戻り高値と見ているのかもしれない。
野村證券の内訳は左表のとおりTOPIX先物の若干の買い戻し+NK225先物の利益確定売りとなっている。
なお、野村證券は、本日、PUT20,000円のオプションを立会外で3,500枚大口ショートしているが、自己宛の8,800枚売り・5,000枚買いであり、ETFの組成に絡む取引ではないかと見ている。
今後の日経平均予想
欧州時間に入り、ドイツDAXが1%を超えて上昇するなど欧州株が全般的に高く、連れてダウ先物が19:00現在、+130ドル高・26,090ドルまで上伸している。
DAXの60分足は米国が対中関税の一部を先送りした際の高値に到達後、上ヒゲで伸び悩んでいる。MACDも前回の高値位置まで到達しており、そろそろ感がある。
ダウの日足チャートを見ると、直近の反発局面では上ヒゲを引いて頭を抑えられており、レジスタンスラインは概ね26.150ドルと足下のダウ先物価格の約60ドル上方となっている。
筆者予想では、このレジスタンスラインで折り返し、200日線25,616との間で、しばらく三角保ち合いを形成すると見ている。
したがって、日経平均についても20,300円~20,700円のレンジ内を行き来し、その後、目指す方向に放れると見ている。
現時点においては、9月FOMCでの利上げ幅の確定の前に上昇するとは考えにくく、日柄面や目先の不安定さを考慮すると、月内または月初までは上記レンジ、その後にレンジを下放れ、2万円割れに向かう可能性を視野に入れている。
実際、消費増税との兼ね合いもあり、2万円割れまで行き着くかどうかはわからないが、いずれにせよ、9月は「二日新甫」であることから荒れる相場の予感がする。
※21:50追記
DAX指数が強い。普段ならば20時台には押しを入れて下げてくるのだが、本日は軽く押しただけで5分~15分足でも上昇トレンドを維持しており、まだまだ上値がある可能性がある。
今夜、ダウが26,150ドルを超えた場合、ダウは目先の最大値である26,500ドル(日経平均20,900円台)の可能性が生じてくる。
今夜の米国については、日本時間早朝の7月FOMC議事要旨の公表がある。7月FOMCでは、パウエル議長が「長期的な利下げサイクルの始まりではない」との見解を示し市場の失望を買ったことは記憶に新しい。
改めて材料視するかどうかはわからないが、米国株の終盤及び明日の日経平均がFOMC議事要旨を要因として下げるようであれば、それは週末(23日)のジャクソンホールでパウエル議長によって否定される可能性が高く、週明けはいったん上を見る可能性がある。(下げるのは「楽観」を作ってからの可能性がある)
※22:08追記
先物レベルだがダウが+210ドルで26,170ドルまで来た。それだけ欧州が強いということだ。ダウについては利益確定のもみ合いで、FOMC議事要旨により下げると見ており、100ドル高(25日線乖離率が本日の日経平均と一致する)程度と見ている。
※22:20追記
書き忘れていたが、日経平均9日RSIは本日54%、14日RSIは29%と短期的には調整の余地があり、14日RSIが追いつく必要がある。