2019-09-28

今後の米国株式市場の見通し(9/28)

週末の米国市場は反発を想定していたが、トランプ米大統領が米国による中国への投資の禁止を検討していると伝わったことから投資家心理が悪化し、ダウ平均は-70ドル安・26,820ドルと続落した。

また、このところ調整が続いていたナスダック総合指数も-1.13%安(-91ポイント安)となり、5日線・25日線・75日線の主要日足移動平均線を下回った。

直近の上昇幅が大きかっただけに下落波動も大きくなるのではと懸念されるところであるが、チャート面を中心に今後の見通しを推測する。

ダウ平均は自律反発間近か?


まず、ダウ平均の週足チャートを見ると、7/5週(チャートの矢印)に13週線・26週線・52週線が期間の短い移動平均線順に並ぶ順列状態(パーフェクトオーダー)が完成した。

8月には一時これらの3線を下回る局面があったが株価は回復し、パーフェクトオーダーも崩れていない。

足元では13週線にサポートされる形で十字足を形成しており、13週線でいったん下げ渋ると見ている。

なお、ダウの9日RSIは17.7%と売られすぎ圏に達している。

また、14日RSIはダウが50.38%と中立圏であるが、S&P500については36.56%と安値圏の入り口に来ており、目先はいったんの自律反発が生じやすい地合と考えられる。

ただ、週足レベルでの調整の日柄が不足していることから、自律反発後に再度二番底をつけめ形で26週線と52週線の中間あたりの26,000ドルあたりまで調整する可能性は残っている。

26,000円処は、(チャートにラインは引いていないが)12/8安値、6/7安値を結んだ下値抵抗ラインが位置する地点であり、かなりの確率で下げ止まる位置と見ている。

(26,000ドルはあくまで最終防衛ラインであり、メインシナリオは13週線~26週線でのもみ合いと見ている)

ナスダックも日柄調整完了が近い?


5日線・25日線・75日線の主要日足移動平均線を下回ったナスダック総合指数については、足元の安値は日足チャートの直近安値を結んだサポート線上にあることから反発が生じやすい価格帯である。

また、週足チャートを見ると、前回の大きな調整となった10/5~12/28が価格の調整であるのに対し、1/4から4/26の上昇に対しては日柄調整をこなしているように見える。

調整期間も前回の価格調整の1.5倍程度の期間を経過しており、日柄調整完了間近と見ている。


また、ダウ平均同様に安値を結んだ下値サポート線上に位置していることも下値到達感を感じる。

ただし、再上昇開始のためには、日柄調整完了に加えて「きっかけ」が必要であり、きっかけ待ちの状態(エクステンション調整)が続く可能性がある。

また、可能性は少ないと見ているが、仮にダウがさらに一段安、二段安となった場合は、52週線までの下落の可能性もありうると見ている。(これもダウ同様に最終防衛ライン)

まとめ


昨夜のトランプ大統領の中国投資への禁止検討発言に見るとおり、現時点では、まだ株価を上げる最適なタイミングには至っていないと大統領が考えていると推測している。

当面は、不規則発言によって市場に熱を帯びさせたり冷ましたりしながら、怒濤の再発進となるXデーに向けて調整を進めさせると見ている。

テクニカル的には、近く自律反発に移行すると見ており、場合によっては最高値更新または近くまで届くかもしれないが、その後、ダメ押し的な下押しの可能性がある点は注意したい。

日経平均予想については整理の上、明日のアップを予定している。

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