日経平均終値は265円高・22,472円と終値ベースでの年初来高値を更新した。
また、筆者が週初に予想した「4月高値の22,362円~22,500円」も本日達成した。
なお、本日の日足は、窓開けの(トウバ)十字足が示現、短期的には次の足の方向に動きやすい形状となっている。(詳細後述)
先物・オプション手口(JPXデータを集計、日中・夜間・立ち会い外を含む)
データの集計方法 → こちらABNアムロのオプション手口を検証する。
コールオプションにおいては、地味ながら23,000円に建てていた大口ショートコールを1,105枚買い戻し中立にしている点がまず目に付いた。
また、超大口ロングコールの22,500円についても積み増しを図っており、上値追いを想定させる手口となっている。
一方、プットオプションなおいては、21,750円から下はショートの手口を並べているが、プット22,000円に638枚のロングプットを建て、建玉を四桁近くに乗せてきている。
コールサイドを買い優勢にしたヘッジに見えるが、22,000円から上方のプットは薄く、今後の積み上がりによっては22,000円を狙うボラタイルな値動きになる可能性を秘めている。
先物については以下の表のとおりである。
買いを積み上げてきたソシエテが日経平均の連騰から大きめの利益確定売りを出してきた。
ゴールドマンサックスは本日の上昇局面でも空売りの買い戻しに出ており、建玉残は-18,556枚と売り越幅はかなり小さくなった。
昨日大口で売り越していたABNは本日、その半数を買い戻し、建玉も買い越しに転じている。
今後の日経平均予想
冒頭に記したとおり、本日の日足は、窓開けの(トウバ)十字足が示現し、短期的には次の足の方向に動きやすい形状となっている。
また、十字足は相場の転換期に出やすい足型であり、直近の上昇幅は1,300円を超えていることを考慮すると、目先の転換は近いと見ることができる。
ただ、図に示した9月の上昇相場の中間地点でも窓空けの十字足から上昇を加速させており、このあたりはボリンジャーバンドが上方向に開いてくるかどうかで確認したほうが良い。
そのボリンジャーバンドについても、本日の一手目では上方向に放たれる兆しを感じるものの、明日以降の足によっては下を見に行くことが可能なチャートでもあることから、現段階では明日以降の動向待ちとなる。
なお、ダウ平均の日足は、直近高値を結んだ上値抵抗線を上抜けたものの、短期トレンドのチャネルライン上限を這う位置にある。
ただ、本日は相場を動かす材料に欠けていることから、上下方向とも小幅な値動きになると見ている。
これらのことから、明日の日経平均については、本日動いた範囲の22,400円~22,620円の値動きと予想している。
総体として、今回の急騰は東京市場の月曜休場と米中協議の不安感を人質にした買い仕掛けであり、本日で一応の終結を見たのではないかと感じている。
(ただ、本日の戻しが米国下院での「香港人権・民主主義法案」可決ニュースで、踏み上げが不十分となったため、再度踏み上げを狙った買い仕掛けによって、もう一段上昇の可能性は残っている)
なお、その後の見通しとしては10月下旬~11月中旬のどこかでダメ押しの下げがあるとの予想に変更はない。
※21:00追記
書き忘れたが、本日、力強さに欠けると感じたのはTOPIXが弱く、明らかな日経平均指数上げであったこと。決算発表で市場が底打ちを確認するまでは本格反騰に至らないのでは・・・との考えです。
ただ、ダメ押しと言っても現時点では22,000円割れるかどうかだと思っている。場合によっては昨日の終値である22,200円付近の可能性もあると見ている。