2019-10-17

先物主導の買い上がりは限界に近づいている?※2追記あり(10/17)

本日の日経平均は、昨夜のダウ平均が筆者予想どおり小幅な値動きにとどまったことから、-21円安・22,451円と様子見姿勢の一日となった。

ただし、昨日に続き本日もTOPIXの弱さが目に付いた。

日経平均が、昨日のローソク足とほぼ同位置での僅かに陽線の十字足となっているのに対し、TOPIXは下放れて寄り付き陰線で終わっている。(詳細後述)

先物・オプション手口(JPXデータを集計、日中・夜間・立ち会い外を含む)

データの集計方法 → こちら

ABNアムロのオプション手口を検証する。

コールオプションにおいては、足下の価格から遠い価格帯に買い(ロング)を入れている点が特徴的である。

もっとも、コール22,750円のショートの約半数を買い戻しており、ロングに転換するか否かに注目が集まるが、目先は上値指向である。

プットオプションなおいても足下の価格帯でショートプットを上積みしており、コール買いとも符牒している。

ただ、ショートプットの建玉は現段階では小幅であるとともに、本日、22,000円のロングコールを積み増ししており、コールオプションと比べると強気の程度は弱く、(22,500円のロングコールをうまく利確できれば)プットのドテン・ロングもあり得ると見ている。

先物については以下の表のとおりである。

昨日、-7,428枚の超大口の売りを出したソシエテは一転して4,531枚の大口買いを出している。

その他の海外勢はCスイスが比較的大きく買っているほかは小口の取引に終始している。

なお、野村證券は日経レバの売りやダブルインパースETFの買い需要と思われる大口の売り越しを出している。

この売り越しの大きさが日経平均を下げにくく上げやすくしている。

今後の日経平均予想


18:30頃の「ユンケル欧州委員長ブレグジット合意」のニュースにより、ダウ先物が約100ドル急伸し、日経先物が本日の終値比で約200円上昇し、19:15現在、22,660円をつけている。

英国のEUからの合意なき離脱が回避されたことを好感するものであるが、事前に悪材料としてそれほど懸念されていなかったことから売り方の買い戻し主体であり、合意自体の持続力は限定的と思われる。

ただ、日経平均CFD240分足では足下の停滞が直近上昇の「時間の調整」となっており、このまま調整完了から目先高値を目指すか、一過性の上昇で終わるかの判断は難しい。

もとより、ブレグジット関連については米国経済に及ぼす影響が限定的であったことからダウ平均との連動性は乏しく、ダウの上昇に結びつくかどうかは疑問である。

しかしながら、ダウ平均も空売りが高水準に達しているとの情報もあり、GUで始まった場合は素直に上昇する可能性もある。

また、本日の日経平均が指数先行で持ちこたえていたことや、夕刻に判明した日経レバの新規信用の大幅売り越し、野村證券の先物大幅売り越しから、週末または週初に買い方によるカチ上げの動きがあるのではないかと見ており、ブレグジット合意が上昇再開の契機となる可能性はある。

しかしながら、冒頭に記したTOPIXの弱さは指数関連以外に買う現物が乏しいことを示しており、先物主導の買い上がりは限界に近づいていると見ている。

※22:00追記
ブレグジット合意による買い戻しはほぼ一巡し、日経先物は本日の大引けから+130円高・22,580円で推移、米国市場待ちとなっている。 21:30に発表のあったフィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想外に低調だったことから、ダウの上値追いは微妙。明日は11:00の中国GDPが注目される。


※22:35追記
ダウは初動だが、今のところ日経先物は3日連続で22,610円に阻まれている。ここを超えれば22.700円~22,800円があると思われるが・・・。

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