本日の前場は高く始まったものの、200円を超えて急落し、その後、急速に買い戻されるボラティリティの高い展開となった。
前ページの「先物・オプション手口」で考察したとおり、買い方の利益確定と売り方の買い戻しが交互に示現した結果と見ている。
こういったボラの高さは、その後、急激な動きに発展する前兆であることが多い。
日経平均は3日続伸で高値追いしているが、直近5営業日は200円幅を行き来している「もみ合い」であり、実質5営業日で1,300円の上昇に対する調整を行っているところと見ている。
この見方が正しいとすれば、1,300円の上昇に対する調整は依然として「初期段階」であると推測される。
仮に上昇要因となる強力な好材料があるのならば、ここからさらに上伸することもあるとは思うが、売り方の買い戻しによる需給相場であることから、(個人的な推測の範囲を出るものではないが)いったん下放れる展開も想定されると見ている。
買い方としても、ここからさらに買いを積み上げるよりも、いったん利益確定売りを出して、買い持ちを軽くした上で買い乗せを図るほうが合理的である。
本日は、売り方である野村証券が大口買いに回った。(前ページ参照)
値幅的に見ても、売り方は追い込まれており、仮に下に走った場合は買い戻しもあるが、同時に売りコストを下げる「売りナンピン」に出てくる可能性があると見ている。
利益確定売りと売り方による売り乗せが入れば、日経平均は急落と戻りがセットで来るが、大勢としては下げが勝ると考える。
明日、下げるかどうかはわからないが、近日中に来週のFOMC前にした買い方の手じまい売りが入ると思われる。
ダウ平均の日足も分水嶺にあり、チャートに図示した短期上昇トレンドのチャネルライン下限を割り込んだ場合にはMACDの陰転が明確になり、短期調整入りすると見ている。
目先の日経平均の高値目処は昨日の東京休場時につけた22,800円が予想され、安値目処は本日の22,480円と見ており、22,480円を終値で割り込んだ場合は下方転換を疑ったほうが良いと思われる。
※23:20追記
ダウは上を5日線・26,882ドル、下を25日線・26,739ドルに挟まれ三角保ち合いに。5日線・25日線ともに下向きのため下方有利と見ているが、25日線を下抜くにも何か明確な材料が必要か?